(西独盤/日本仕様)Keith Jarrett / Standards, Vol. 1(Made in West Germany)西ドイツ/全面アルミ蒸着
キース・ジャレット
ECM Records : 811 966-2
商品の状態:盤面、再生に支障の無い傷有り。ケースにスレ有り。日本語解説付き。
ピアノ・トリオ作品の金字塔。ALL THE THINGS YOU AREのアグレッシブな展開、MASQUARADE IS OVERの優雅さ、ゴスペルな温かさが聴く人の気持ちを温かく包み込むGOD BLESS THE CHILDなど、とにかくすばらしい。1983年録音。
KEITH JARRETT(p),GARY PEACOCK(b),JACK DEJOHNETTE(ds)
1. Meaning Of The Blues
2. All The Things You Are
3. It Never Entered My Mind
4. The Masquerade Is Over
5. God Bless The Child
キース・ジャレットは、70年代に即興ソロでワン・アンド・オンリーな世界を築きあげた。そのキースがスタンダード曲ばかりを集め、ピアノトリオで演奏したのが本作だ。
メンバーは、ゲイリー・ピーコック(B)とジャック・デジョネット(Ds)。77年、ゲイリー・ピーコックのリーダーアルバム『テイルズ・オブ・アナザー』でそろった、オールスター的ピアノトリオである。それぞれがスタンダードとは距離を置く、オリジナル曲の演奏が多い革新的なジャズメンだ。そんな顔ぶれでのスタンダードの演奏に、当時のファンは驚いた。だがその後15年以上も、このユニットの活動は続いている。
本作では、ジャズ界最高ともいえるテクニックとアイデアで、半世紀以上も演奏され続けてきたスタンダードナンバーに、新たな風を吹き込んでいる。彼らのリリースする作品は、ほとんどがライヴ演奏だ。その原点となるスタジオ録音の本作こそ、最高傑作との声が高い。(高木宏真)