最初にお断り。
30年以上前に制作したものですから、何らかのトラブルが今後起きるかもしれません。
自分で修理できる技術を持った方のみ入札してください。
解体して部品として売り出す価格よりもさらに安く開始価格を設定します。
ノークレームノーリターンでお願いします。
問題点:
入力トランスが特殊で、コールド側がシャーシアースされています。
そのため、アースポイントがデリケートで試行錯誤しました。
左チャンネルは独立モノラルとして使えます。
右チャンネルだけを使用するとアースが浮いて信号入力できません。
左右2CHステレオ入力では問題ありません。
入力切替、ボリューム。入力トランス周りの配線がカットアンドトライの跡で
醜くなっております。
またロータリースイッチ取り付けの際にレンチがシャーシに擦れて塗装がはがれてしましました。
タッチアップペイントなどで補修してください。
入力トランス二次100kとボリューム250kからの配線が長く、音質劣化が気になります。
できれば、ボリウムはスルーしてトランス2次からグリッドへ最短距離で配線が望ましいと思います。
入力切替と、ボリウムをスルーしてシンプルにすると音質的向上と、メンテナンスも楽になります。
真空管、トランス、ケミコンは動作正常を確認しております。
回路部分の安定度も良好で、配線もすっきりしております。
醜い配線となった入力部分を恥ずかしく思っております。
入力部分も、いちおう正常動作しておりますので、スルーしないでそのまま出品します。
以上より、自作経験のある方、メンテナンスのできる方のみ入札ください。
アンプの特徴:
26 46 830Bとオール直熱感で構成したイントラ反転アンプです。
宍戸さん設計で、無線と実験に製作記事が出たものです。
宍戸先生独自の素晴らしい発想で作られたアンプです。
音質評価としては、
300Bが春がすみの花吹雪柔らかい音に対して、830Bは澄み切った冬の花火。
と音の個性の違いを述べられています。
またオール直熱管のため、抜けがよく、微小音の解像度が無限で、
耳を澄ませばどこまでも細かい小さな音が聞こえる。
驚くことに交流点火の463結をドライバーに使い、
半波整流した830Bとハムバランスで50Hzのハムを打ち消す。
それで取り切れない倍の周波数のハムを、
全波整流した初段の26のハムバランス100Hzのハムを打ち消す。
ほとんどハムのないレベルに調整しています。
オールブラックゲートケミコンで、830Bのヒータ半波整流後
4700μFのBGケミコンで整流してあります。
改造点:出力菅ヒータ整流ケミコン
オリジナルは20000μの通常ケミコンです。
ここもBG4700μの方が澄んだハム音になり好みに合いました。
気にならないレベルなら質の良い済んだハムの方が良い。
さらに10000のケミコンをパラにすればハムはさらに減少
測定上もほとんどなし。というレベルになります。
ヒーターも9.6Vくらいです。ケミコンを増やすと10Vに近づくでしょう。
上がりすぎるようでしたら、
ドロップ抵抗を調整してください。半固定スライドホーロー抵抗です。
熱対策改造:
830Bのヒータ整流ダイオードの容量を上げた。30A用。
オリジナルは6A用でしたが、切れました。
シャーシ内の温度上昇が気になるため、
発熱のあるデカップリング抵抗をシャーシの上に出しました。
トランスが熱くなるので、ナットで持ち上げて、空気流が当たるようにしました。
トランスも熱いではなくぬるいくらいの熱さにとどまるようになりました。
プレート電流オリジナル120mAですが、寿命を優先して100mAにしております。
容易に変更できます。
温度が10度下がると、ケミコンの寿命は8倍に伸びると何かの記事で読んだことがあります。
宍戸アンプは素晴らしい音で、コンパクトなシャーシにスマートに実装しています。
しかし、真空管を定格ぎりぎりに使用したり、部品が密集しすぎて熱対策に難がある。
と思っております。ぜひ長期つかえるようにしたいものです。
ノイズ対策:
ACスイッチが初段管の近くにあり、誘導ノイズを拾っていたため
ACスイッチを取り去りました。
プリアンプのスイッチコンセントを使ってください。
入力部分変更:
キャノンコネクタによるバランス入力もありましたが
使う機会がないので、取り去り、RCA入力に代えました。
入力インピーダンス切り替えスイッチをRCA入力切り替えに代えました
入力インピーダンスは2Kオーム固定となります。
RCA入力2系統切り替えることができます。
機械的保護:
リードMK400のパンチングメタルボンネットをつけました。
他に:
使用真空管一式、
830B、46,26各2本スペア菅をおまけでつけます。
これでメンテナンス技術を持っていれば、一生使えます。
制作記事のコピーもつけます。
(2026年 1月 13日 8時 49分 追加)おまけのスペア管を選ぶために、手持ちの830Bのヒーター導通を点検しました。うち新品の1本に、ピン接続過誤が見つかりました。生涯初めての経験です。切手、紙幣、コインなど印刷や鋳造ミスがあるのに、市場に出てしまったものは珍品として大変なプレミアムがついて、好事家にコレクションされます。遊び心のあるコレクターの方、間違いピン接続の830Bはいかがですか?1円開始で同時出品しております。ぜひ検討いただければ幸いです。