岸田劉生（きしだ りゅうせい）は、大正期を代表する洋画家であり、日本近代美術史において極めて重要な存在です。
写実表現と精神性の融合、また独自の美意識「麗子像」で知られています。
基本情報
本名：岸田 劉生（きしだ りゅうせい）
生年：1891年（明治24年）6月23日・東京生まれ
没年：1929年（昭和4年）12月20日（享年38）
略歴・活動
1910年（19歳）
洋画家・青木繁らの影響を受け、白馬会葵橋洋画研究所に入る。
のちに文展入選。
1911年〜1912年
梅原龍三郎・安井曾太郎・高村光太郎らとともに絵画活動。
1912年には柳敬助らと「フュウザン会」を結成。
1914年
二科会創立に参加、第1回展に出品。
1915年頃〜
ゴッホ・デューラー・フェルメールなどから影響を受け、内面的写実を追求。
代表作「麗子像」シリーズが生まれる（1918年前後〜）。
1920年代
木版画、装丁、文筆活動も展開。
岸田劉生風の「写実と歪曲の美」＝面描写が評価される。
1929年、38歳で急逝。
代表作
『麗子微笑』（1921年）
『麗子坐像』
『童女図』
『道（みち）』
『冬枯れ』
『切通之写生』
『壺に凭る麗子』
『静物（壺と果物）』
※モデルは主に娘・麗子（れいこ）
画風・特徴
初期は後期印象派〜フォーヴィスムの影響
大正中期以降は写実と精神性の融合を追求
独特の「デフォルメ」と「生命感ある写実表現」
東洋美術・宋元画の研究による造形美
評価・影響
近代洋画の先駆者であり、写実精神の革新者
安井曾太郎や梅原龍三郎とは異なる方向性で独自の画境を確立
死後も高い人気を保ち、代表作は重要文化財指定も多い
額サイズ★約63×80
作品サイズ★約43×59
・ガラス板が付属しています。
・作品に細かいシミ、ヤケがあります。
・掲載画像と実物では、若干の色味の違いが生じる事がありますが
ご了承くださいませ。
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また、定期的に強度が低下していないか確認する事をお勧め致します。
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