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82年にTAMLA(MOTOWN傘下)から突如リリースされた80's隠れた名作の一枚として取り上げられることの多かった謎のシンガー/ソングライター、GENE VAN BURENの唯一のアルバム。
このデビュー以前の実績などほとんどないような状況で、突然、大手であるTAMLAからアルバムをリリース。しかもバックを担うミュージシャンの豪華さ、そしてそのバツグンの内容なども含め、謎の部分が多い作品として語られ続けてきた逸品。
まずは前述した豪華バック・ミュージシャンをご紹介。リズム・アレンジにGAP BANDやMICHAEL JACKSONらを手掛けたBENJAMIN F. WRIGHT JR.、ホーン・アレンジにレーベル・メイトのOZONEの面々、キーボードはGEORGE BENSON、LENNY WHITE、BROTHERS JOHNSONなどを手掛けたMICHAEL BODDICKERと、こちらも凄腕のL. MARLO HENDERSON、ギターはRAYDIOの元メンバーであるDWIGHT CAROLとCHARLES W. FEARING、TEENA MARIEやMARCUS MILLERのバックを務めたMICHAEL WHITEに、あのLEON "NDUGU" CHANCLERがパーカッションを担当、そしてベースにはあの御大JAMES JAMERSONまでもが名を連ねるという凄腕揃い!エグゼクティヴ・プロデューサーにはモータウン創設者のBERRY GORDYが直々にその名を記しているという、驚くべきバックアップを受けたアルバムなのであります。
そして肝心の内容。時は82年。生音バックの最後の輝きとも言わんばかりのハイクオリティーな演奏に支えられたライトな楽曲群が心地良い。(2)や(5)(6)(8)といったファンク・ナンバーの充実もさることながら、メロウ・ブリージンな(4)、AOR的なライトな感覚も持ち合わせたスロウ・ナンバー(3)(7)(9)といったあたりのメロディ・ラインの美しさに心奪われる。クセの少ない歌声と、ポップス然とした聴きやすいメロディ・ラインは、まさにあのSTEVIE WONDERのようだ。なんと全曲、彼のペンによる楽曲。TAMLAが本腰を入れてバックアップをしたというのも頷ける逸材なのであります。
このアルバムをリリースの後、セカンド・アルバムを吹き込み、タイトルまで決定したにも関わらず結局、発売は見送られた。その後、第一線へ駆け上がることなくシーンから消えていった彼。その類稀な作曲センスとその歌声。実に惜しい存在であったことを、この作品を聴けば実感いただけるハズ。今こそ評価されるべき輝きに満ちた80's傑作をお聴き逃しなく!
A1 Action 4:17
A2 Enjoy Yourself 4:16
A3 When Is It My Turn 3:32
A4 You've Got Me Where I Want You 4:07
B1 What's Your Pleasure 3:32
B2 I Give Good Love 3:14
B3 I Love You More (Than I Hate What You Do) 4:08
B4 Rock The House 4:47
B5 One 3:38
Backing Vocals Gene Van Buren, Lynn Davis, Porchia Griffin
Bass James Jamerson*, Victor "Wide Track" Hill*
Drums Leon "Ndugu" Chancler*, Michael White (5)
Guitar Charles J. Fearing*, Dwight Carol, L. Marlo Henderson*
Percussion "Boots" Grey
Piano [Acoustic] Gene Van Buren
Piano [Acoustic], Synthesizer [Prophet], Synthesizer [Mini Moog], Electric Piano [Fender Rhodes] Frank "Rusty" Hamilton III*
Producer Gene Van Buren
Synthesizer [Jupiter 8] Michael Boddicker
Written-By Gene Van Buren