
「真昼の視線」岩波書店 ハードカバー 単行本
李 承雨 / 金 順姫
定価: ¥ 1900
カバー細かいスレキズ本体薄汚れややヨレ、見返しに著者サイン宛名あり
ゆうパケットポストミニ
人間の内面と存在の本質を探究する韓国の作家・李承雨(1959―)の長編小説。母子家庭で育ったハン・ミョンジェは、父親不在という欠乏感を埋めるべく、三十八度線に近い小さな村へ父親探しの旅に出るが…… 息子の父親探しと父親という存在の克服の過程が「意識の流れ」という手法で描きだされ、静謐で緻密な文学世界を堪能できる
李承雨(イ・スンウ/Lee Seung-Woo)
1959年韓国全羅南道生まれ.ソウル神学大学神学科卒業.朝鮮大学文芸創作学科教授.1981年,中篇小説『エリュシクトンの肖像』で作家デビュー.人間と宗教への根本的な問いや,また〈不在の父〉を主題とする作品などで大きな注目を浴びる.主要作品に『迷宮についての推測』『古びた日記』『私の中にまた別の誰かがいる』『人々は自分の家に何があるかを知らない』『尋ね人広告』『真昼の視線』など.大山文学賞,東西文学賞,現代文学賞,黄順元文学賞を受賞.邦訳作品に『生の裏面』(金順姫訳,藤原書店,2011年)「ナイフ」(『新潮』2010年6月号,特集「文学アジア 都市篇」)「死海」(『いまは静かな時 韓国現代文学選集』トランスビュー,2010年).『植物たちの私生活』(金順姫訳,藤原書店,2012年).『植物たちの私生活』が,韓国小説として初めて,フランス・ガリマール社のフォリオシリーズに収められるなど,主要作品が英,仏,独,露,中などで翻訳刊行され,あるいは翻訳が進行中で,世界的に評価が高まっている.
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