
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、裏表紙に薄い折れがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
読まされ図書室 小林聡美
個性派女優・小林聡美の書き下ろしエッセイ。
老若男女、様々な職業&年齢の方々が自分勝手に推薦した本の数々に、小林聡美はどんなエッセイで返球するのか…。
推薦者と小林さんとの意外な関係性、推薦者の無茶振りも楽しみのひとつ。
推薦者に名を連ねるのは、よしもとばなな、飯島奈美、皆川明、井上陽水、長塚圭史、群ようこ、酒井順子…etc.
「Suicaのペンギン」などのキャラクターでおなじみのイラストレーター・さかざきちはる氏が、エッセイを読んで描きおろしたイラストも見所。特別特典として、よしもとばなな×小林聡美のスペシャル対談も掲載。
他愛、偏愛、挑戦に満ちた本―。読まされ続けた小林聡美による汗と涙の記録。
目次
飯島奈美推薦『十皿の料理』―「ほぼ化」するはじめの一歩
森下圭子推薦『きのこ文学名作選』―きのこはホイホイホイと啼く
皆川明推薦『ぺるそな』―もの言わぬものたちのドラマ
井上陽水推薦「白梅の香」―清張を読む
林聖子推薦『虫類図譜』―「友情」という虫は唯一素晴らしい、らしい
吉村俊祐推薦『たまねぎたまちゃん』―ありがたい不二夫汁
よしもとばなな推薦『死ぬ気まんまん』―元気にのん気に死ぬ方法
群ようこ推薦『神使像図鑑』―だまっていてくれてありがとう
高橋ヨーコ推薦『オバケのQ太郎』―もしも消えたらなにをするか
長塚圭史推薦『茶色の朝』―BCGの針の圧よりも静かでこわい圧
酒井順子推薦『股間若衆』―股間に挑む
宇多喜代子推薦『酒薫旅情』―六〇歳デビュー
石原正康推薦『うたかたの日々』―うたかたに戯れる
さかざきちはる推薦『山のトムさん』―ずっと猫がすき
読まされ返し!小林聡美-さかざきちはる『島暮らしの記録』―暮らし方
レビューより
なかなかに素敵な装丁。そして、中にある貸出カード。とても凝っていていい。色んな著名人の方に紹介された本を聡美さんが読んで、それにちなんだエピソードをゆるゆると綴っている。それがわたしにはとても心地良かった。よしもとばななさんとの対談、とても興味深かった。あと、酒井順子さんのおすすめ本『股間若衆』はさすがすぎる。期待を裏切らない感じが良い。途端に興味出たよ。
聡美さんが友人・知人から薦められた本を読む「読まされ」な読書体験記。森下圭子さんが「きのこ文学名作選」をセレクトされていて、あの世界を聡美さんも体験されたんだなあと思うとニヤニヤしてしまう。森下さんの推薦文も秀逸で、きのこ愛満載。井上陽水さんは「西郷札」から短篇「白梅の香」を。「初時代小説がこの「白梅の香」であったのはかなり幸運なことなのだろう」と語った聡美さん。松本清張と井上陽水、同じ北九州に生まれ、お二方とも本名は訓読みで「きよはる・あきみ」(⇒)