
「Alegria」は、ロス・インカス(Los Incas)というアンデス音楽を代表するグループによるアルバムで、南米の伝統音楽を世界に広めた彼らの作品の一つです。以下にその詳細をまとめます。
### アルバム概要
- リリース日: 1988年(日本では1993年にCDとして再リリースされたバージョンも存在)
- レーベル: Musavida / Buda Records
- 収録時間: 約40分39秒
- ジャンル: アンデス音楽、フォルクローレ、ラテン音楽
### トラックリスト
全14曲で構成されており、アンデスの伝統的な楽器(ケーナ、チャランゴ、アンタラなど)を用いたメロディアスでリズミカルな楽曲が特徴です:
1. La Chinita 2:36
2. Tema de Maimara 3:10
3. Rio Abierto 3:19
4. Alegria 2:21
※アルバムのタイトルトラック。
5. No Te Cases Con el 3:01
6. Ya Es la Hora 2:44
7. Aguita de Puthina 3:18
8. Munahuanqui 1:58
9. El Serranito 4:15
10. Huaca Tokhoris 2:21
11. De Lejos Parece un Humo 2:35
12. La Vieja 3:43
13. Funeral del Topa Inca 3:03
14. Marcha de las Pulgas 2:03
### 特徴と背景
- 音楽スタイル: ロス・インカスは、アンデス地域の伝統音楽を基盤にしつつ、洗練されたアレンジで国際的な聴衆に訴えるサウンドを確立しました。「Alegria」では、ケーナ(竹製の縦笛)やチャランゴ(小型弦楽器)の音色が際立ち、優美さと力強さを兼ね備えた演奏が楽しめます。
- アルバムの構成: このアルバムは、過去のアルバム「La Fiesta」(1973年)と「Rio Abierto」(1977年)の楽曲を再編したコンピレーション的な要素を持っています。ただし、新録音やリマスターによって新たな息吹が吹き込まれています。
- テーマ: タイトル「Alegria」(スペイン語で「喜び」)が示す通り、明るく活気のある曲調が多く、アンデスの自然や文化、人々の暮らしを音楽で表現しています。一方で、「Funeral del Topa Inca」のような厳粛な曲も含まれ、情感の幅広さを感じさせます。
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