
「司馬遼太郎 ― 幕末・近代の歴史観(永久保存版)」、河出書房新社刊(文藝別冊/KAWADE夢ムック)です。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: 達意の文章と物語構成力で、歴史観を小説にまとめあげた国民作家・司馬の仕事を、幕末以降近代に到る時間軸の中で掘り下げる。「翔ぶが如く」をめぐる司馬、橋川文三、野口武彦の鼎談などを収録。
【エッセイ】
◇司馬遼太郎: 自分の作品について
◇岡井隆; 司馬遼太郎の草莽観 司馬遼太郎と村上一郎
◇梅原猛; なぜ日本人は司馬文学を愛したか
◇山内昌之; 司馬遼太郎とオリエンタリズム
【対談・座談】
◇司馬遼太郎/大宅壮一; わが愛する維新群像の人物評定
◇司馬遼太郎/鶴見俊輔; 歴史の中の狂と死
◇司馬遼太郎/橋川文三/野口武彦; 『翔ぶが如く』と西郷隆盛周辺
【論考】
◇鷲田小彌太; 司馬遼太郎と歴史観 司馬史観などない
◇半藤一利; 司馬遼太郎とノモンハン事件
【特別対談】 関川夏央/成田龍一
『ひとびとの跫音』とは何か ある大正・昭和の描き方
《人名事典》 八巻実編
司馬遼太郎が描く、幕末明治人物群像
《幕末・近代物ガイド》
・難波利三; 「俄」逆立ちしても、あかん
・伊東成郎; 『新選組血風録」を読む 有名無名の男たちの紙碑
・嶋岡晨; 「竜馬がゆく」を読む
・重里徹也; 『燃えよ剣」の感触
・外川淳; 河井継之助の頭脳は兵器に支配されたのか 「峠」を読む
・島内景一; 写生文の創出 「坂の上の雲」試論
・藤島宇内; 山県有朋の『世に棲む日日』
・富士正晴; 司馬遼太郎の日本人観 「花神」を中心に
・長山靖生; 『胡蝶の夢」 松本良順 ずれることの倫理
・樋口覚; 歌のわかれ、英雄の陰に魅かれて 「ひとびとの跫音」の写生
【対談】
◇山崎正和/五百旗頭真; 「司馬史観」と日本史学
◇松本健一/石川好; 物語る記憶と気概
資料そのほか
◆司馬遼太郎は1923年、大阪市生まれ。旧制大阪外国語学校(現在は大阪大学外国語学部)蒙古語学科に入学後、1943年11月に学徒出陣により仮卒業し(翌年に正式卒業)、陸軍の戦車第十九連隊に入隊。満州配属を経て栃木県佐野市で終戦を迎え、復員後は新世界新聞社を経て、産経新聞社京都支局に入社。その後、文化部長、出版局次長を勤めたが、記者として在職中に執筆を開始。1956年、司馬遼太郎の名で応募した「ペルシャの幻術師」が講談倶楽部賞を受賞し出世作となった。1960年、『梟の城』で直木賞を受賞し歴史小説に新風を送る。翌年から本格的に作家生活に入り、『竜馬がゆく』、『燃えよ剣』、『国盗り物語』、『坂の上の雲』など数々の代表作を世に送り出す。戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。『街道をゆく』をはじめとする多数のエッセイなどでも活発な文明批評を行った。1981年、日本芸術院会員。1991年、文化功労者。1993年、 文化勲章受章。1996年死去(享年72)。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
※出品ページに表示の「配送方法」はあくまで単品でご落札いただいた場合の方法と送料でございます。複数点をご落札いただいた場合は、最も経済的な方法で一括発送いたします。具体的には、に「まとめて取引」という仕組みがあり、ご落札者による「まとめて取引」の要請に応じて、出品者より一括送料をお知らせし、その上で一括決済いただくという流れになります。