臼井吉見
(1905~1987)長野県生れの小説家、評論家、編集者。教員の後、上京して『展望』の編集長、筑摩書房の
大型総合全集を手掛け、倒産の危機から社を救う。1964年から代表作『安曇野』の執筆を始め、
1974年完成、谷崎潤一郎賞を受賞した。1977年に発表した『事故のてんまつ』は川端家と訴訟事件に発展。
結局和解し、絶版となった。1987年、急性心不全のため死去、82歳没。
書名:臼井吉見評論集・戦後(昭和40年:筑摩書房版):全12巻:/ 第1巻 ◇ 回顧と展望(1)
著者:臼井吉見
発行所:筑摩書房
発行日:昭和40年12月8日 初版発行
定価:540円
所収: 回顧と展望(1) ◇
日本語と酒と / 伐木隊長手記 ;
短歌への訣別 / 感傷的な風景 / 歌集「巣鴨」;
「山びこ学校」の問題 /「山びこ学校」訪問記 / 25歳になりました;
伊勢まいりの子供たち / 教育を知らぬ教育者 / 旭ヶ丘より / 勤王教育の聖地;
天理王国 / 立正佼成会を訪ねて / 法座 / 軍歌調教団 創価学会 / 現実的な怪談 山岸会;
内灘にて / 山中湖畔の村 / 基地横田 / 基地相馬ヶ原 / ジラード裁判傍聴記 / ロングプリー事件 他;
国会の役者たち / 選挙公報拝見(一)/ 選挙公報拝見(二)/ 大臣「車中談」について;
「戦力なき軍隊」訪問 / 十年目の自衛隊 / 自衛隊二十三万の屈辱感 / 近衛部隊の誕生 / 自衛隊を見つめる;
チャタレー裁判 / 広津和郎の「松川裁判」/ 最高裁の松川判決 / 三池闘争について;
警官隊暴行とニュース映画 / 羽田事件の弁護拒否 / 岸全権のユーモア / 拍手と笑顔 / 南平台の首相官邸 他;
アリとアブラムシ / 暴力を育てたもの / 池田首相の浅沼追慎演説 / 文学作品の右翼テロ 他;
戦歿者追悼式の表情 / 戦争を知らない青年は何を考えているか / 愛国心とは何か;
どんぐりのへた * 深刻な事情 / 三本だての映画 / 盲点 / 新権力政治 / フルシチョフ演説の反響 他;
〇 あとがき(臼井吉見)/
参考:帯なし。箱、小口・天・地、本文等にヤケ・シミ・汚れ等あり。四六判。P318。550g。 ≪古書購入≫
ゆうパケット(追跡あり)360円。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。