Fibre lyte製のカーボンチェーンリングになります。
昔からカーボンチェーンリングを製作しているイギリスの会社になりまして、
カーボンチェーンリングの他にもプーリーや小物類の製作もしています。
自転車パーツのみならず車やバイクのパーツまで製作しているメーカーさんなので、
強度や製作方法は信頼が出来ます。
心配な気持ちがありましたので、
取り扱いをする前に自身のBromptonで2017年から2年間およそ8.000km程を韓国で走り試してみましたが割れる事や欠ける事はありませんでした。
メーカーさんとしてカーボンチェーンリングの寿命は1,000kmとの事だったのですが、
未だに使用が出来ております。
メーカーさんとしてはあくまでもフロントダブルギアでの想定がメインとの事でして、
フロントギア変速時にチェーンリングの歯の正面からの力には弱くなってしまいますので、
フロントダブルギアだと1,000kmで寿命を迎える場合がある様です。
カーボンは金属よりも粘り気が高く、
樹脂並みに耐摩耗性も高くありますので、
チェーンリングの歯の部分をひたすらチェーンが擦れている分にはそう簡単には削れたりはしないでしょう。
shimanoやcampagnoloかプーリーに金属を使用しない理由が上記内容でもあります。
ただ、
一般的なカーボンの生産方法だとカーボンシートを重ね、
エポキシ樹脂を流し込み焼いて硬めていきますので層の見える側面や断面・切削面は、
その部分からの力には弱く割が入り易くなってしまいます。
Fibre lyte社はカーボンの側面や断面・切削面強くなる様に製作しておりまして、
カーボンシートよりも手間のかかるカーボン糸から製作しておりまして、
カーボン糸の束を捻り太くし、
それらを織り交ぜていく事により断面をや切削面ですら硬く強く対摩擦抵抗まで圧倒的に強く出来ております。
その為、
他社のカーボン製品よりも圧倒的に強い事は間違い無いでしょう!
写真6枚目にカーボン糸の束を捻り織り交ぜて製作した場合のブレーキーレバーの断面の写真を載せましたので見てみて下さい。
今まで色んなカーボンパーツを見てきましたが、
所有しているBromptonのカーボンステム等のパーツを作っている韓国の方、
Fibre lyte, THM, darimo, schmolke, dash cycles, becker carbon, BTP, AX Lightness, mcfk, tune, M2 racer,
といったところでしょう。
カーボン糸には( )Tという何トンまで耐えられる繊維なのかという値がありまして、
ほとんどのカーボンパーツはその値が低いか物が使われていますので肉厚になってしまい、
カーボンの本来の良さでもあるしなりやショック吸収能力が活かせない場合があります。
航空パーツ並みのカーボン繊維だと50T近くのカーボン繊維を使用しておりまして、
肉薄に出来てしなりもありショック吸収能力も高く、
引っ張り強度も高い為に耐摩耗性も高くなります。
又、
金属は金属疲労という物があり蓄積し、
何千回、何枚回と振動する事によって折れるという値が出ますが、
カーボンには疲労がない為シートピラーの様な部分でも安全に使用が出来ると思います。
カーボンチェーンリングからだいぶ話は逸れましたが、
カーボンチェーンリングのみならず、
チェーンリングとして一番おすすめだとは思っています。
あくまでもフロントシングルの場合ですが。。。
個人的にはフロントダブルではカーボンはあまりおすすめしません。
お飾りのほぼトップ側しか使用せずたまにロー側に落とす程度ならカーボンも良いとは思います。
チェーンリングは11速用として発注しておりますので、
9s・10s・11s用チェーンが使えます。
ダブルで使用する場合は11sチェーンのみの対応となります。