
たち吉 蓋付 汲出 茶呑茶碗 網目模様 五客揃 黒塗共箱 けんどん蓋 紙外箱 橘吉 しおり 保管品 湯呑
たち吉の 網目模様蓋付汲出茶呑茶碗 五客組です。かなり以前に 我が家で何かの記念に頂いた品です。蓋付の汲出茶碗と言うのが先ず重厚な印象ですし、五個組で黒塗の木箱に収り さらに紙製の化粧箱に収まって、すべてに構えが大きく 立派さに驚いた記憶があります。蓋付碗自体が日常的に使う品ではないので、“いざと言う時” の為に一客だけ取り出して食器棚に収め、残りは封を解かずに箱ごと押入れの中に仕舞い込んで今日に至りました。この間 幾度かの “いざと言う時” がありその度に重畳の働きでしたが、 “いざと言う時” は“年に一度”か “数年に一度”と相場が決まっていて、この品の場合も 使用はこれまで“数度”にとどまると記憶しています。頂いてから相応の時間が経過したのは確実ですが、一客が数回の使用 他の四客が未使用品 と言うのがおおよその内訳のはずです。
本体は大振りで とても恰幅の良い仕上がりです。一体に “蓋付汲出” は大き目の寸法で、お茶を注ぎ足さない…ことを信条とするこの茶碗ならではの造りだろうと考えます。外側には “網目柄” が細め二重線で描かれていて爽やかな印象です。多色の品や細密柄の多い “汲出” にあってはやや異色の柄行ですが、これも あまり重たくならず 極度の緊張を強いない 良い配慮だと感じます。
共木箱がとても立派です。“風鐸型” の取手金具の付いた “けんどん式蓋” の 黒塗箱…すべて “旅箪笥” 並で 周囲に例が見あたらない豪華さです。他のメーカーは言うまでもなく 同じ “たち吉” でもある一時期だけの仕様らしく、“蓋付汲出” なりの “格” を重視した趣向が感じられます。
上記の通り “いざと言う時” のためには必須の品で、我が家でも その度に “あって良かった” と胸をなでおろした記憶があります。なにぶん 相応の格を備えた良い品だと考えます。
少し規格外の発想ではありますが、“蓋ものの食器”としての使用もアリだと思われます。“見込” が深々としていて 何か料理…網目ですので魚料理などを…仕込む事が可能で、併せて重宝な仕様だと感じます。
美品です。上記のような使用状態でした。発泡材は当時一度外しましたが、薄葉紙を解いたのはこの度が初めてだと思います。木箱に経年なりの若干のクスミが有ります。紙化粧箱には シミ コスレなどが散見されます。長年 押入れの中で眠っていたせいもあり、紙ゆえ 経年ゆえとご承知おきください。
概寸 (本体) φ 8.2cm×底径 3.6cm×h 5.1.cm
概寸 (フタ) φ 9.6cm×h 3.0cm
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ゆうパック 100サイズ 持込料金 (運賃180円引 局営業日の発送です) 60 80サイズは持込発送です。若干不安ですが 紙箱の外側をプチプチで包むだけならば80サイズも可能だと思います。
陶磁器については、本人作と窯・工房作とがありますが判断が難しく、箱書やシオリに明記がある場合以外は、タイトル欄には便宜的に本人名を記しております。入札の際は、記述の他に、箱書、作風、サイン等を元に大様のご判断をお願いいたします。飽くまで個人所有の品のお取引で、個人同士のお付き合いですので、専門店並の品質や知識や対応をお求めの方は入札をお控えください。