シュラック塗装の壁掛け十字架 キリスト フランス アンティーク１点の出品です。（16_07_03）
フランスのお店で見つけたとても希少な一点です。
２０世紀はじめに作られた壁掛け用の十字架です。高級感と重厚感があり、在庫の中でも大きめのサイズです。
ギルトブロンズのキリスト像と、上部に同素材の罪状書（ラテン語表記「Iesvs Nazarenvs, Rex Ieudaeorvm」
ナザレのイエス、ユダヤ人の王の頭文字を示した「ＩＮＲＩ」の文字）が付いています。十字架部分は木材に真鍮の
ラインが埋め込まれています。
キリストの足下には“聖テレーズ（テレジア）のメダイ”が付いています。
十字架本体は、木製部分の接合部が19世紀のパリシックの典型であるオークのヘリンボーン（寄せ木張り）の
影響を受けていると思われます。表面はシュラック塗装というストラディバリウスなどのヴァイオリンやチェロ、
高級ギターなどに施されている、天然素材を用いた伝統的な塗装が施されています。シュラック塗装は
非常に手間がかかるため、オーダーメイドや高級品でしか見かけることがない加工です。
十字架上部右側の欠けや、埋め込まれた真鍮の欠損などがございますが、当時のフランス人の生活や文化を、
とても美しく色濃く映しだした十字架です。
【解説：聖テレーズ】
聖テレーズ（1873-1898）は、ノルマンディー地方出身の聖女です。死後まもなく自叙伝によって思想が広まり
世界的に人気になりました。異例の早さで列聖し、ジャンヌ・ダルクに次ぐ守護聖女として愛されています。
日本でも明治時代に自伝が出版され人気の聖人のひとりです。
【サイズ】
縦×横×厚さ（鋳造込み）：35.0cm×17.5cm×3.8cm
重さ：335g
オーク・エタン・ブロンズ・その他
ブログでもフランスのアンティーク品を紹介させていただいております。
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倉庫移転後、西濃運輸での発送は出来なくなりました。
;)
