自ら愛した女性を狙撃しなければならない一匹狼の殺し屋の物語のサントラでスコアを担当したのはエンニオ・モリコーネによるアクの強い、かつ明確で印象的な旋律で押し切ったモリコーネ代表作の内の一品、孤独感を感じるサスペンス描写、メインのモチーフを多用したヴァリエーション、愛のテーマとも呼ぶべき美しいモチーフも用意されモリコーネならではの非常に完成度の高いスコアを確立しました。 本アルバムではこれまでより初収録曲を含んだ曲数増補となった同レーベル(CD CLUB 7029)盤が19曲、50分の収録でしたが、今回は決定盤とも言うべき21曲、60分の増補収録で大変に素晴らしいアルバムとなります。