■概要
日本の名窯「雪山堂」が明治期(1868年〜1912年頃)に製作した、九谷焼の豪華な金彩人物画飾皿です。
大判の皿一面に、金彩と上絵付けで華やかに描かれた人物絵が配され、技巧と美意識の高さが際立ちます。
製造年:明治期(1868年〜1912年頃)
製造国:日本
ブランド:雪山堂
サイン(刻印):裏面に「大日本九谷 雪山堂製」
サイズ(約):直径37.2cm 高さ5.6cm
■コンディション
表面にごくわずかな金彩の摩耗や、1カ所ごく小さな釉薬の剥げが見られますが(写真10枚目)、ヒビ、欠けはなく良好な状態です。
金彩部分の発色も美しく、光の加減によってキラキラと輝きます。年代を考慮しても保存状態は良好だと思います。
■魅力
本品は、明治期に活躍した「雪山堂」の作による九谷焼の飾り皿で、圧倒的な存在感を放つ直径約37cmの大判サイズです。
表面には色絵と金彩で雅な人物が多数描かれ、それぞれが扇や短冊状に構成され、まるで平安絵巻を覗き見るような優雅な趣があります。
人物の衣装には細密な金彩が施され、立体感を伴って煌めく技法はまさに職人技の粋。
裏面にも花唐草の絵付けが施されており、見えない部分にまで美意識が込められています。
格式ある作品で、アジア美術や九谷焼のコレクターにとっても価値ある逸品です。
■アンティーク品についてのお願い
アンティーク品については、次の点についてご了承くださいませ。
・経過年月ゆえの品質劣化(色あせや極小キズ)
・古い年代の製造による凹凸や黒点
・画像の色味はデバイスにより異なります。ご了承下さい。
・作品の魅力をお伝えするため、照明のもと撮影しております