
2年ほど前にこちらで購入した物をDIYしました。低音が寂しいので 密閉式をバスレフに改修してコイルを太いジャンセン製 コンデンサーも同じジャンセンに交換してあります。スピーカー端子もバナナタイプ用に交換しています。
音の印象としては 重低音はありませんが 軽やかな低音に明快な中音(特に女性ボーカルがゾクゾクさせてくれます)とヤマハ特有の煌びやかな高音がこのスピーカーの特徴だと思います。(個人の感想です)
YAMAHA NS-C1000 1991年発売
【解説】
小型2ウェイスピーカーシステム
低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットの振動板には、NS-10Mと同系の密度や厚みにムラの無い白いシートコーンを採用しており、中域を重視したカーブドタイプとなっています。
高域には3cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
ダイアフラムにはチタンをベースにベリリウムを蒸着したものを採用しており、振動系を磁気回路に直接取付けキャビネットにダイレクトにマウントするフレームレス構造や、ボイスコイルと振動板を一体成形し、さらに銅クラッドアルミリボン線をエッジワイズ巻きで採用することにより、振動系の軽量化と不要振動を排除しています。
また、ダンプリングによるネットの鳴き止めも施されています。
ウーファーとトゥイーターの磁気回路にはアルニコマグネットを採用しています。
エンクロージャーのフロントバッフルは全てのユニットを垂直線上にマウントしたインラインセンター配置となっており、さらに音の回折を最小にするラウンドバッフルや、バッフル面積の最小化によって定位と音場再現力を改善しています。
また、エンクロージャーには26mm厚の高密度パーティクルボードを採用しており、形状自体を高強度とするとともに各所に補強材を使用することで高剛性化を図っています。また、外装には響きの美しい樺材を使用しています。
さらに、2ウェイ部はスラント形状とすることで内部定在波の発生を防止しています。また、周波数ごとに材質を変えた薄手の吸音材を使用することで定在波の発生を防止しています。
機種の定格
方式2ウェイ
使用ユニット
低域用:16cmコーン型
高域用:3.0cmドーム型ポート
再生周波数帯域75Hz~30000Hz -10dBクロスオーバー周波数3000Hzインピーダンス6Ω出力音圧レベル92dB/W