
ベルルッティの建築家ル コルビジェに捧げた名作フォレスティエール リネンジャケットになります。
ベルルッティがレディトゥウェアを展開するに辺り、多大な貢献を担ったのが現在ゼニアを率いる伝説的デザイナーのアレッサンドロ サルトリ。
そして2012年にLVMH社が買収した"左岸のアルニス、右岸のエルメス"と言わしめたフランスを代表するメゾンのアルニス社でした。
セーヌ河はパリを南北に二分して東から西へ流れ、北側を右岸Rive Droite、南側を左岸Rive Gaucheと呼びます。
右岸が貴族的で保守的な傾向であるのに対して、左岸は庶民的で革新的かつ芸術的な側面を持ち、それがメゾンの個性にも反映されております。
顧客にはピカソやジャンコクトー、ヘミングウェイと錚々たる顔触れが並びます。
アンディウォーホルの依頼で作られたアンディ同様、フォレスティエールは1947年に建築家ル・コルビジェがアルニス2代目のレオン・グランベールに庭での作業や黒板に文字を書く際に腕の動きを妨げない上着をオーダーした事に由来します。
父ジャンケルがデザインしたゆったりしたアームホールの袖「ピヴォ」と猟区監視人が着る作業着をもとにフォレスティエールは作られました。
なで肩、オフィサーカラー、パッチポケット、同素材のエルボーパッチ、2種類のライニング、袖をロールアップした際の洒落心を覗かせる特徴的なデザイン。
2025年秋冬コレクションではほぼ全てのルックにこちらが復刻展開されており、ベルルッティが改めてメゾンの顔として強く推しております。
過去を含めて春夏に最適なリネン素材のフォレスティエールはこちらのみとなりますので、非常に貴重かと思います。
お色は涼しげなブルーグレー。
袖裏地はホワイトで捲ると白のリネン生地が見えてポイントになる仕上がり。
左右のエルボーパッチと刻印入りのボタン、第一ボタンホールはゴートレザー製です。
画像のように上のボタンだけを閉じて着るのも粋です。
サイズ44
実寸およそ着丈71肩幅48身幅53袖丈60cm
肩を広めに取った作りで着てみると実寸より袖丈はあり、ややゆったりしたサイズ感となります。
ベルルッティ青山本店にて購入した確実正規品です。
状態は非常に良好で僅かな使用感はありますが特筆すべきダメージや汚れのない極めて美品です。