■ 森山大道の浅草 ☆東京写真時代クラブ、プリント1986年 額装込み
森山大道寺氏が最も人間や、自身を撮影ることに励んでいた時期の写真です。
浅草六区で現在ホテルとなった場所や、洋食屋さんのヨシカミ、ブロマイド屋のマルベル堂、もともと映画館など
森山大道 1986年 -オリジナル・プリント額装込み 1980年代中期、森山大道氏によるオリジナルプリント。
80年代中頃に撮影されたもので プリントは1986年です。
この写真は1985年10月20日 東京写真時代クラブ東京支部 の [ 森山大道 浅草を撮影する]の企画によるものです。
4切り印画紙のプリントで、経年により全体に黄ばんだ感じがします。 写真 右下に折れがあります
プリント裏に森山氏の当時のメモとサインがあります。
現在決して入手できない、当時の三菱印画紙のプリントの特異的技がみられます。
とくに現在の写真では現在森山大道氏がプリントする紙質とは全く異なります。
1970年代は印画紙という三菱やさくら Fujifilmが発売した、特上紙の上に 感光物質が塗られたものに露光されたものです。
森山氏の当時の職人芸と言われた暗室技術で銀の粒子は50年経った現在も あせることはありません。黒の締り、白のぬけ、グレイのグラデーション。 保存状態 さえよければ 今後50年も可能です。
一方、暗室の開放は最近のC-PRINTはもはや印画紙ですらありません。
印画紙のような暗室からの開放はありますが、湿気や水は致命的です。
印刷のようにインクジェットも顔料や染料インクですので褪光もバラバラです。
2000年以降のオリジナル専用額装が含まれます。
(2024年 11月 17日 10時 41分 追加)森山大道オリジナルプリント
(2024年 12月 27日 23時 34分 追加)サイン の質問がありましたので触れておきます
森山氏の1970年代のサインは 現在のシンプルなサインとは異なり 細めのシャープな感じのサインです。
70年代はアルファベットだったり 漢字だったりと様々なスタイルのサインが残されてます
資生堂ギャラリーで行われた 写真展でのサインが70年代のサインの典型でしょう、今回のサインも 70年代のサインでその流れです
2000年前後からの骨太のサインペンのサインとは全く異なりますので 、違和感がある人もいると思います