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付録CD未開封。
表紙のフィルムが一部剥がれていますが、それ以外は大きなダメージなどはありません。
本書を手に取ったあなたに、まず第一に伝えたい事は、『ジャズギターアドリヴへの最短距離の道』は、頭で理解するだけでなく、必ず、その道を歩いてください、という事です。ギターがある程度弾ける人ほど、理屈さえわかればすぐに弾けるようになると思ってしまいがちです。
ロックのフレーズはギターでは弾きやすいものが多いですが、ジャズ(ビバップ)のフレーズは、やはり管楽器が主体でできたものなので、ギターでは、フィンガリング、ピッキング等がロックフレーズよりも練習量が必要です。
しかも、ジャズはアドリヴ音楽なので、その場で瞬時にフレーズがでなくてはなりません。
「道を知るのと、道を歩くのは違う」頭で理解するだけでなく、練習し、実践して下さい。その道を歩き、におい、風景、風、温度、を感じ取って下さい。その時初めて、真の意味で、道を知る事になるのです! フレーズなど、「指の細胞に染み込んだ! 」と思えるくらい弾くのです。
ジャズギタリストの常識で、ロックギタリストにないものは、
1. コード進行や弾く音を度数で理解している
2. 各コードのアルペジオがすぐに弾ける
3. 各コードに対応するスケールをすぐに弾ける
4. ジャズの常套フレーズを知っている
この4つはジャズギタリストにとっては当たり前の事ですが、ジャズに興味を持ち始めた段階のロックギタリストたちにとっては、どれかが欠けている事が多いと思われます。
筆者は「ジャズをできるようになるには何か近道があるのではないか?」といつも考えていました。分厚いジャズの理論書を読んだり、ジャズプレイヤーのフレーズをコピーしたりしなくても、「何かを知ればすぐにジャズ的なプレイができるのではないか?」と。
そして、紆余曲折しながらたどり着いた結論が、やはり上記の4つをマスターする事が絶対条件だということです。
「なんだ、やっぱりそうか」 「うすうすは感じていたけども・・・・」と思いながら、練習に踏み切れないでいた人もいるのではないでしょうか?それは当然です。なにせ新たに覚える事がたくさんですから。
しかし、この4つの土台が身に付くとジャズのプレイができるようになるのです! これらを意識せず、練習を進めても遠回りするだけです。そして、「なんだ、そんな事当たり前じゃないか」と思う日が必ずやってくるのです。