ALTECの懐かしいスピーカーシステムです!
当時の輸入代理店であったエレクトリがALTECの公認の元で企画・設計したシステムでしたね。
大変にシンプルな佇まいと設計でありながらも、天然のウォルナット仕上げと直輸入のステインオイル仕上げをするなど、かなり質感にも拘った意欲作です!
内蔵されているユニットは本来であれば20cm口径の同軸モデルである409Bとなりますが、現在は409-8Eを搭載しております。
こちらも409Bと同様に20cm口径の同軸型となっており、ツイーターも同じく5cm口径という構成ですので、当時のオリジナル感は損ねていないかと思います。
また、周波数帯域も広く、パフォーマンスの高いユニットですので、音質面では申し分の無い仕上がりかと思います。
実際に聴いてみると、ALTECらしい立ち上がりの良さと明瞭さの高さを兼ね備えたサウンドであり、同軸型ならではの定位の良さも魅力的ですね!
音楽におきましてはJAZZヴォーカルなどは申し分なく、息遣いまでもが本当にリアリティある再現力かと思います。
能率も98とかなり優れており、小出力の真空管アンプとの組み合わせがベストマッチかと思います。
サイズはW372×H640×D287mmと比較的コンパクトであり、重量は約14kgとしっかりとした作りです!
ここまでALTECの魅力を凝縮したスピーカーシステムもそう多くは無いかと思います。
定価は1971年当時で53600円したお品でした。
インピーダンスは8オームです。
コンディションにおきましては、軽微な小キズはございますが、年式を考慮すればかなり綺麗なお品かと思います。
出品に際して、ワトコオイルにて仕上げましたので、美しい木目と深みのある色合いが復活しました!
サランネットにおきましては、片方だけですが、やや黄色がかったシミ汚れが見られました。
穴あきや破れは無く良好です。
ユニットにおきましては、左右共にコーンの傷みなどは一切見られず、大変に綺麗な状態です。
ペアリングも素晴らしく、良い個体です!
内部のSPケーブルはあまりにも貧弱でしたので、ベルデンのものに交換致しました。
また、ユニットとの接続のコネクターも金メッキ仕様の物に致しましたので、よりパフォーマンスは向上しているかと思います!
無論、音出しも申し分なく大変に良い音質です!
この機会にどうぞ!