商品はタカラから２００４年に発売された『ワールドタンクミュージアム０６』より『メルカバＭｋⅢ バズ・ダークグリーン迷彩』になります。

  原型製作：海洋堂

  ワールドタンクミュージアムは、フタに封がしてないので、開封して写真を撮って元に戻しました。
  外箱とリーフレットもあります。

◆趣味のメルカバＭｋⅢＢａｚ
  メルカバは１９８０年代から運用されてるイスラエルの主力戦車。

  イスラエルは年中戦争してるのと、兵士の数が少ない（国民の数も少ない）ので、メルカバは、搭乗員の生存最優先に設計された戦車です。

  まず、他国の戦車と違って、エンジンが車体の前方にあります（フロントドライブ）。金属の塊であるエンジンブロックをそのまま搭乗員を守る装甲として利用してるのです。
  エンジンがやられれば、戦車は動けなくなるのですが、それでも乗員が無事なら戦車を捨てて逃げる事が可能。

  戦車は修理・生産出来ても、死んだ人間は生き返らないのでイスラエルの設計思想は正しいと思う私。

  車体の底部は二重底で地雷対策も万全。

  また車体の後部に脱出ハッチがあり（※この模型でも再現されてる）、動けなくなった戦車からの脱出や負傷兵の収容が容易になってます。通常の戦車はハッチが車体上面にしかないので、脱出時に敵から狙い撃たれるとゆー。この点も配慮が行き届いてます。エンジンが前にある為、戦車を盾にして逃げる事が可能です。

  装甲はＭｋⅢからモジュラー装甲になっており、砲塔の前面・上面・側面に複合装甲をボルトで留めてあります。何より修理が簡単ですし、新しい装甲材が開発されたら、換装も簡単。

  砲塔は小型で被弾経始に優れ、先端を尖らせて正面の面積を小さくした特徴的な形になってまます。

 また、戦車は歩兵の対戦車ロケット弾などに弱い為、機銃は３丁装備（この模型でも再現されてます）。また車内から迫撃砲を発射可能で、周囲の敵兵を薙ぎ払えるとゆー。
  戦車の弱点である砲塔後部にはＲＰＧ（対戦車ロケット弾）対策としてチェーンカーテンが吊ってあります（※この模型でも再現されてる）。

  主砲はＭｋⅢから１２０ｍｍ滑空砲で、第３世代戦車の標準装備。

  ＭｋⅢ Ｂａｚ（バズ）は１９９５年に登場したバリエーションで、火器管制装置が新型になっており、目標の自動追尾が可能で、ヘリコプターへの砲撃が可能なのだそうです。
  装甲は、更にアップしており、砲塔の上面・側面にも追加装甲がコテコテ取り付けてあります。

 現在主力のＭｋⅣでは、他国の第４世代戦車同様、コンピューターやセンサー、データリンク能力が強化されてます。

  縮尺は１／１４４で、全長：約５．５ｃｍ（砲身を含まず）。

  ワールドタンクミュージアムは海洋堂製なので、出来はかなり良いです。

  砲塔が旋回可能です。

  組立は、機銃の取り付けが必要です。

  写真の１枚目は、横から（機銃は付けてません）。
  写真の２枚目は、ブリスターと箱とリーフレット。
  写真の３枚目は、リーフレット。