豪華歌手陣の饗宴!
ワーグナー:歌劇『タンホイザー』全曲
ヴィントガッセン、ニルソン、他
カラヤンとともにドイツ・グラモフォンの”音”を作り上げた
伝説的エンジニア、ゲルデスによる名盤。
ワーグナー:
歌劇『タンホイザー』全曲[ドレスデン版]
ニルソン、
ヴィントガッセン、
フィッシャー=ディースカウ、
アダム、ほか
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
オットー・ゲルデス(指揮)
なにしろタイトル・ロールには、かのヴィントガッセンが起用されており、さらにエリーザベトとヴェーヌスの二役にビルギット・ニルソン、ヴォルフラムにはフィッシャー=ディースカウ、領主ヘルマンにテオ・アダムといった具合で、ラインマール役にまでハンス・ゾーティンなどという名が見えるほど。
まさに、バイロイト音楽祭でも大好評を得たワーグナー歌手が一堂に会した、真に夢の競演というべきキャスティングとなっています。
ドイツ・グラモフォンの名プロデューサーとして数多くの名録音を制作したことでも知られる指揮者のオットー・ゲルデスは、1920年、ケルンの生まれ。
アーベントロートなどに指揮を師事したゲルデスは、ドレスデン、ベルリン、ミュンヘン、コブレンツ、ライプツィヒ、ミラノなどの歌劇場でオペラを指揮し、一方、ケルンやバーデン・バーデンなどの放送オーケストラでも指揮をしていました。
やがて、1956年、ドイツ・グラモフォンのプロデューサーに迎えられると今度はレコード制作者として辣腕振りを発揮し、数々の名録音を世に送り出すことになります。しかし、その後、プロデューサーの職を辞してからは再び指揮者として活躍し、パルマやミラノ、トリノといった場所で指揮活動をおこなっていたとのこと。
この『タンホイザー』の全曲盤は、みずから指揮し、プロデュースもしたというゲルデスの代表作として知られるもので、豊富な人脈を生かした超の付く豪華なキャスティングと、オペラ指揮者ならではの歌手の能力の引き出し方のうまさがが何よりの魅力となっています。
ゲルデスの指揮したDG録音は、ほかにバイエルンとの『オテロ』抜粋、『エフゲニー・オネーギン』抜粋の優れた演奏や、ベルリン・フィルとの『新世界』、ブラ4などがありましたが、話題性ではやはりこのゴージャスな『タンホイザー』が一番でしょう。
ワーグナー:
歌劇『タンホイザー』全曲[ドレスデン版]
エリーザベト/ヴェーヌス:ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
領主ヘルマン:テオ・アダム(バス)
タンホイザー:ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)
ヴォルフラム:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ヴァルター:ホルスト・R.ラウベンタール(テノール)
ビーテロルフ:クラウス・ヒルテ(バス)
ハインリヒ:フリードリヒ・レンツ(テノール)
ラインマール:ハンス・ゾーティン(バス)
若い牧童:カテリーナ・アルダ(ソプラノ)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ヴァルター・ハーゲン=グロール(合唱指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
オットー・ゲルデス(指揮)
1968年12月、1969年2月、5月、ベルリンでのステレオ録音
コンディション良好。
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