■ 基本情報|Release Information
死の9ヶ月前、ビリー・ホリデイ最後の詩が風に溶けた、1958年モンタレーでの奇跡の一夜
レーベル:Blackhawk Records ALZ 28004
フォーマット:LP, Album, Stereo, Remastered
国:Japan
リリース年:1986年
タグ:Jazz, Vocal Jazz, Swing, Live Recording, 1950s, Monterey Jazz Festival
■ 作品の解読|Decoding the Work
1958年10月5日、第1回モンタレー・ジャズ・フェスティバル。野外の澄んだ空気の中、ビリー・ホリデイが残した最後期の記録——それが本作《At Monterey 1958》である。バックを務めるのは、名ピアニスト=マル・ウォルドロンを中心としたトリオ(エディ・カーン、ディック・バーク)、そして後半ではベニー・カーター(アルト)、ジェリー・マリガン(バリトン)、バディ・デフランコ(クラリネット)といった錚々たるゲスト陣が加わり、歴史的瞬間の密度を高めていく。
「God Bless the Child」や「Good Morning Heartache」といったレパートリーの再演は、過去の自分自身との和解のように穏やかで、しかし切実だ。録音には、飛行機の通過音や風のざわめきすらも記録されており、それらはまるで、ビリーの人生の残響そのもののように聴こえてくる。彼女の声は決して張り上げることなく、むしろ小さく、しかし確信に満ちて音空間を染め上げていく——それは「歌う」という行為を超えた、存在の痕跡そのものだ。
1986年にBlackhawk Recordsがリマスターを施してリリースした本盤(日本プレス)は、その場の空気感や距離感までもが再現されており、後期ビリー・ホリデイの最も重要なライブ記録として今日も再評価され続けている。
■ 状態詳細|Condition Overview
メディア:NM(極めて良好、目立つキズなし)
スリーブ:EX(軽微なスレ)
■ 支払と配送|Payment & Shipping
発送:匿名配送(おてがる配送ゆうパック80サイズ)
支払:!かんたん決済(落札後5日以内)
注意事項:中古盤の特性上、微細なスレや経年変化にご理解ある方のみご入札ください。完璧な状態をお求めの方はご遠慮ください。重大な破損を除き、ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。