
【詳細】
ユリイカ 詩と批評 2018年9月臨時増刊号 第50巻 第13号 総特集 山本直樹 NOKI YAMAMOTO
2018年9月15日初版 青土社発行
渾身の大作『レッド』、ついに12年越しの完結!1984年のデビュー以来『BLUE』『ありがとう』『ビリーバーズ』『堀田』など数々の問題作を発表、過激にしてクールな独自のエロティシズムを追究し続けてきたマンガ家・山本直樹。いまなお幅広い世代から熱烈な支持を集める鬼才の膨大なキャリアと作品世界を一望する総特集。
【目次】
■ロングインタビュー 職業としてのエロマンガ家/山本直樹 聞き手=稀見理都
■Essays 1―愛をこめて山本直樹のこと。/江口寿史信頼と諦観/とり・みき
■官能の地平から身も蓋もなくエロス―山本直樹のミニマリズム/永山薫森山塔はどこにいる/新野安夢見るままに待ちいたり―美少女概念と山本直樹マンガの狭間にて/宮本直毅
■対談Ⅰ描くことのアルス・エロティカ/山本直樹+会田誠
■Essays 2―恋焦がれて初体験/後藤まりこエロスの矛先、議論すなわちペニスのポコ先/ジョニー大蔵大臣山本直樹に赤くなる女たち―『BLUE』とマスターベーションを巡って/姫乃たま
■オマージュイラスト大野安之/内田春菊/奥浩哉/町田ひらく/ふみふみこ/ゴトウユキコ
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山本直樹
日本の漫画家。別に森山塔もりやまとう、塔山森とうやまもりの名で執筆。1960年2月北海道生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。大学4年時に小池一夫主宰の劇画村塾に3期生入門しマンガ家を志す。1992年、石ノ森章太郎が発起人となり結成されたコミック表現の自由を守る会の中核として活発な言論活動を行いマンガの表現をめぐる規制に反対。作風を変えることなく「YOUNG&FINE」「ありがとう」「フラグメンツ」など数々の問題作を発表。作画にコンピュータを取り入れ、生々しさをともなわない硬質な筆致から女性ファンも多い。その他の代表作にカルト教団の心理を題材にした「ビリーバーズ」、連合赤軍の革命ドラマ「レッド」など。
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね美本です。
※裏表紙角上に若干折れ跡が御座います。