■ネパールの職人が産み出す逸品
ネパールやチベットには彼らの間で古くから伝わる家具作りの技があります。チベットのような高地は標高4000mと大変高く、森林限界が近くあまり木が生えていません。なので貴重な木をできるだけ大切に用いて工芸品を作るという伝統が発達しました。木を丁寧に使うということは、木が朽ちないように加工し、丁寧に装飾し、子々孫々へ繋いでゆけるように丈夫なものを作り、それを使い続けるということです。
大量生産、大量消費とは全く違う、一つのモノを大切にしていく昔ながらの伝統的な文化です。
■チベットの伝統工芸家具
丁寧に作られチベットの家具は親子代々使われ、一度市場に出ると、そのアンティック的な価値から大変高い値が付いてしまいます。このチベットの伝統小物入れはネパールに住む亡命チベット人達が古来からのチベット家具の技を使い、永く使うことが出来るようにと心を込めて制作したものです。
この小物入れは箱の4面に、チベット仏教伝統の彩画が施されています。細かい線の描き方、色の配置、凹凸の加減や均整、どれをとっても美しいです。
■幸運の吉祥文様などが描かれています
絵のモチーフには、チベットの国旗にも描かれてる雪獅子や、ブッダアイ、幸運の吉祥文様などが描かれています。チベットで幸運のシンボルとされている8つの文様は、下記のような内容となります。
・繋ぎ目がなく永遠の絆を表すエンドレスノット(シュリーヴァスタ)。
・仏教のシンボルとして有名な連華(ペマ)。
・悪鬼から身を守るとされている傘をモチーフにした宝傘(チャトラ)。
・ヒンドゥーや仏教の儀式で、最も重要な水を入れる瓶のモチーフ、ブンバ。
・釈迦の教えを車輪に例えた法輪(チャクラ)。
・二匹の魚がモチーフで苦難の大海からの救済を表すマツヤ。
・仏教の勝利を表す旗をモチーフにしたドゥバジャ。
・仏教では法音を意味し、純白で清浄であることのシンボル、法螺貝(シャンカ)。
小物入れとしても、置物としても、どちらでも活躍できる非常に価値のある商品です。