
御存知!Led Zeppelin後期幕開けの傑作「Presence」旧リマスター紙ジャケットSHM-CD仕様限定盤 国内盤未開封新品でございます。
旧リマスターではございますが、Jimmy Page本人と名マスタリング・エンジニア故George Marinoによるもの。
古いものではございますが、非常に良心的な音質となっております。
但し、音の定位置が.........と作品によって指摘されるリマスター・シリーズではございます。
そもそもLed Zeppelin全盛期時代から音の定位置に関してはあれこれと指摘されてはおりますが...............................
内容は言わずもがな。
ラインナップは不動の名手四名。
Jimmy Page(G)、John Paul Jones(B)、Robert Plant(Vo、Harmonica)、故John Bonham(Ds、Per)となります。
プロデュースはJimmy Page自身。エンジニアはKeith Harwoodとなります。
1975年11月ドイツ・ミュンヘン”Musicland Studios”での制作となります。
自身のレーベル”Swan Song”から待望の初作品”Physical Graffiti”をリリースしたLed Zeppelin。
制作後に作品ジャケット・デザインを巡って摺った揉んだで延期騒動の末のリリースおまけに二枚組大作ではあったものの、非常に高い評価、チャートアクションにセールス。
バンドは順風満帆、待望のツアーに乗り出す事となります。
されどJimmy Pageが指を骨折、おまけにRobert Plantはインフルエンザにかかり、初期は散々。
(かの故Edward Van Halenはこの時期の公演を観ており、Jimmy Pageの演奏に失望。「楽曲は素晴らしいのにあの酷い演奏はいただけない......」云々........)
されどツアーは大きな反響を得。
Page/Plantが回復するにつれ評価は高まっていく事となり、バンドは充実感と成功感に満足する事となります。
そして北米ツアー後の英国”Earls Court公演”後に暫し休息を取り、再度北米ツアー及び日本公演に備える事となります。
されどRobert Plantが自動車事故で重傷を負い入院。ツアーはキャンセルと相成ります。
バンドはRobert Plant治癒の為にインターヴァルを取る事となりますが、その間に新作制作に向け創作を開始する事となります。
されどJimmy Pageの失望は大きいものであった模様。
前作制作時から「ミュージシャン特有の私生活問題」が徐々にシリアスになりつつある上にツアー初期で骨折、鎮痛剤使用も重なりかなり悪化。
自身の回復そしてツアーが充実化する中で収まりますが、ツアー中止で再悪化。
バンドの音楽性に影を落としていく事となります...............................
入院中のRobert Plantの元にJimmy Pageが訪れ、創作を開始。
退院後リハビリを兼ねた休暇にもJimmy Pageが訪れ、本格的に創作開始。
その後L.A.のスタジオに移行し、John Paul Jones/John Bonhamが合流。新作制作に向けバンドにて本格創作及びリハーサルとなります。
そして制作はいつもの”Headley Grange”ではなく、ドイツの著名スタジオ”Musicland Studios”に決定。
されどかの”The Rolling Stones”の新作制作スケジュールが既に入っており、予定を抑えられたのは1975年11月の一か月弱というもの。
当のRobert Plantは未だ車椅子での行動を余儀なくされる生活。
Robert Plantは不満を表明するものの、Jimmy Pageの強い意志を尊重した故Peter Grantは強行スケジュールを尊重する事となります。
Jimmy Pageや故Peter Grantのその姿Robert Plantは不信感や疑問を抱いていく事となり、Led Zeppelin後期の活動の有り方に暗い影を落としていく事となります.........................
そして制作開始。
Jimmy Pageの「ギター中心の作品にしたい」との強い意向を尊重し、バンドの音楽性やアレンジの鍵を握るJohn Paul Jonesは貢献度を抑え制作を進めるものの、
時間的な制約の中制作が行き詰まる事となります。
それでも何とか録音終了に漕ぎ着けるものの”The Rolling Stones”の制作入りは翌日という有様。
ミキシングの時間を取る為にJimmy PageはかのMick Jaggerを宿泊先に訪ね、「二日間」の猶予を依頼。
Mick Jaggerは快く応じ、早速Jimmy Pageはミキシングに乗り出す事となります。
Mick Jaggerは「多分無理。根を上げて再度頼みに来るだろう」と高を括っていた模様ではございますが、その二日間で何と!Jimmy Pageはミキシング作業を完了。
Mick JaggerはJimmy Pageの制作能力に驚く事となります...............
そして翌年3月にリリース....................という経緯がございます.........................................
さて今作。
徐々に制作に乗り出した1975年はパンク/ニュー・ウェイヴ台頭と言う時期。
古典派ハードロックやプログレ等々の中堅以下は追い遣られる事となり、米国で成功を収めていた・進出を考えていたバンドは本格的に米国に活動に移行。
Led Zeppelinなど大物ミュージシャンは非常な人気を博していたとは言えロートル扱い。
(後にRobert Plant曰く「バンドがどんどん大きくなっていく。それを見てファンが「ヘイ、ついていけないぜ!」と。それの繰り返しだ....」と.....)
そして八十年代という新時代に向け、ジャンルを超えて新たな音楽性を模索し始める時期。
その中でプロデューサーたるJimmy Pageが新時代を感じ取り、装飾性強い音楽性からの脱却を目指して新たな音楽性を指向という感がございます。
バンドの音楽性の鍵を握りアレンジの要たるJohn Paul Jonesの貢献が少ない事がミソ。
楽曲の枠に拘った感が有り、その中で各自の音楽性や演奏個性を生かす事に重点を置いた感がございます。
またキーボード演奏が皆無。装飾性を脚力排除したという感がございます。
非常にライヴ感と音の隙間を強く生かしたもので、ギター以外のオーヴァーダビングを極力控えるという感。
初期回帰的な音楽性の感がございますが、Led Zeppelin作品では一番シンプルな音楽性と音造りの感がございます。
音響に拘った正式な録音スタジオでの制作という事があり、音響や音造りも現代感があるもの。
八十年代というディジタルな時代を意識した感がございます。
されど、初期に回帰した感のある意欲的な短期間制作が仇となった感で、名曲と呼ばれる三曲以外の印象が薄いもの。
メロディ感覚や演奏・アンサンブルは非常に良いもので原曲感は良いものの練り切れなかった感や長尺感を強く感じるものがあり、
正直もっと時間を掛けるべきであった、掛ければ遥かに良いものに仕上がっていた感がございます。
(Jimmy Pageは全盛期を過ぎ演奏が雑になってきておりますが、センスは良いもの。変拍子ファンクリズムに強い所は変わらずではございますが.......)
また後に”Coda”に収められる”Walter's Walk””Poor Tom”が当時未発表楽曲として存在。
前者はライヴ版”Dazed and Confused”の中間パートから抽出したものでそもそもの録音当時ヴォーカル録音は為されておらず、”In Through the Outdoor”もしくは”Coda”制作時に録音された感がございますが、
それらの楽曲が収められていれば大きく印象が変わったという感がございます..........................
Robert Plantの前述の状態もあり、生活と一体化し時間が掛けられる邸宅録音”Headley Grange”での制作であったならば....という感がございますが、
パンク/ニュー・ウェイヴという音楽性が持つ焦燥感・疾走感を短期間制作という緊張感の中で体現しようとしたという感が窺えるものでもございます。
制作後はRobert Plantの回復状況が有りツアーは行われぬ事となり、1977年まで持ち越しとなります..........................
その後、過去ツアーの映像を基にした映画が制作される事となり、その追加制作やその実況録音を用いたサントラ盤制作にバンドは乗り出す事となります。
されど映像との兼ね合いから随分と妥協する事となり、幾分不本意な制作になっていく事となります.........................
(後に改訂版が制作されるものでございますが、そもそもがLed Zeppelinのライヴでは出来がちと低めのもの。Jimmy Pageは本格的なライヴ盤制作を希望する事となります。
当時実際に企画が設けられた模様で、Jimmy Pageは「素材は粒揃いで制作は可能。されどサントラ盤を先にリリースしたから制作企画が遅れている」云々と...................)
リリース後は反響を呼び成功を収めるものの、幾分出足は遅いもの。
”The Song Remains the Same”という過去の実況録音を編集した映画のサントラ盤のリリースが加わった事が原因とも言われますが、
Led Zeppelinとしての作品全体としての印象の薄さが原因という感がございます...........................
この機会に是非。
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