1995年2月 Collins社 発行
A Day in the Life of HOLLYWOOD~或る日のハリウッド
36.6㎝×26.6㎝サイズ・224ページ・ハードカバー
※表紙カバー天側・地側にヨレ
※表紙・裏表紙の角に浅い潰れ
※その他重大なダメージは認めませんが、素人検品前提に購入検討願います。
世界12か国から集まった75人の写真家(ピュリッツアー賞受賞者6人含む)がハリウッドを撮影したオムニバス写真集。
タイトルの”A Day”とは「1992年5月20日」の24時間内に撮影したという意味です。
75人のフィルムには、映画の撮影風景は勿論、舞台装置や演技指導、オーデイション風景、果てはハリウッドの街並み、個人の家まであらゆる「ハリウッドの光と影」が閃きのまま収められており、そのコンセプトが実に秀逸。
(NHKの”ドキュメント72時間”をイメージしてもらうと良いかも^^)
有名どころで
・92年公開の映画「 #トイズ 」撮影中のロビンウィリアムズ
・93年公開の映画「 #ジュラシックパーク 」撮影中のスティーブンスピルバーグと弱ったトリケラトプス
・92年公開の映画「 #バットマン リターンズ」のミニチュアとマットペインティング制作風景
・92年公開の映画「 #パトリオットゲーム 」撮影中のハリソンフォード
・92年公開の映画「 #許されざる者 」で音響効果調整に立ち会うクリントイーストウッド
等々、その日ハリウッドで製作されていた映画の撮影風景を垣間見ることができます(※各映画あたり数枚ほど)
一方で、映画会社の会長やプロデューサー、メイク担当やレッスン指導者、ウォーク・オブ・フェームを清掃する人々等”舞台裏で働く人々”の姿も収められています。
様々な営みの上で映画の街が成立している、という当たり前が肌で感じられ、なんだか尊くありました。
洋書であり、ちょっと人を選ぶ書のでご注意。
ただ、ほぼ全ページに写真が掲載されており、英語力ゼロの私でも楽しむことができました(写真集の利点ですね^^英文は簡易で短文)
映画の街を多角的に、野心的に捉えた良コンセプトの一冊。
眺めるだけで琴線に触れる”何か”を見つけられそうな、そんな一冊でもありました。
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