庄司浅水
(1903~1991)本名・喜蔵、宮城県仙台市生れのノンフィクション作家、書誌学研究家。
三田英学校卒業後、1925年、南葵音楽文庫に勤務。1929年、『書籍装釘の歴史と実際』刊行。
1931年、雑誌『書物展望』創刊、以下、ブックドム社設立、雑誌『書物趣味』主宰。
1935年、東京印刷工業組合書記、1936年、辞職。1939年、共同印刷総務部所属。
1944年、凸版印刷勤労課長。1945年、兵器部品製造工場庶務課長。
戦後、板橋工場製本課長、1948年退社。1951年、ロバート・リプレーの著書を翻訳して以来、
奇談珍談などノンフィクション分野の書物を数多く発表。
書誌学からノンフィクションの世界を股にかけ、1991年、死去、87歳。
書名:定本 庄司淺水著作集 書誌篇(昭和54年:出版ニュース社版):全14巻揃:
著者:庄司淺水
装幀:森 啓
発行所:出版ニュース社
発行日:【1】昭和54年9月20日 初版第1刷発行 他
定価:2,500 円 × 14 = 35,000 円
所収:【1】世界の古本屋 ◇ ヨーロッパ訪書の旅 / 続・ヨーロッパの訪書の旅 / セーヌ河畔の古本屋 / アメリカ訪書の旅 /
【2】書物と読書 ◇ 『書物狂の解剖』/ 読書論 / 紙魚のたわごと / 本の考現学 / 蒐書の心 / 聖書よもやま話 /
ジョンバニヤンと『天路歴程』/
【3】書物の敵 ◇ ある古本屋の殺人 / 愛書狂 / クリストファソン / 珍本殺人事件 / 贋本ものがたり /
「ボズウェル文書」発見の記 /
【4】美しい書物 ◇ 印刷された世界の三大美書 / 世界で最も美しい本 / 美しい本について / 理想の書物 /
書物製作についての覚え書 / 印刷について / モリスとケルムスコット・プレス 他 /
【5】印刷文化史 ◇ 印刷の源流 / 紙以前 / 紙の発明と伝播 / 木版印刷の発生 / 木版印刷の西漸 / 木版本の出現 /
活字版の発生と伝播 / 活版印刷発明への胎動 / 印刷発明についての論争 / 印刷術の伝播 他 /
【6】ある書物の自叙伝 ◇ ある書物の自叙伝 / 風刺画の中の本 /
【7】装丁の歴史 ◇ 書物と装丁 / 海外装丁史 / イタリアの装丁 / フランスの装丁 / イギリスの装丁 / 装丁時評 /
ドイツおよびオランダ、ベルギーの装丁 / 日本装丁小史 /
【8】書物雑記 ◇ 書物雑記(前篇)(後篇) / 対談四題 /
【9】世界印刷文化史年表 ◇ 世界と印刷 / グーテンベルク以前 / 印刷術発明時代 / 活版印刷時代 / 初期新聞時代 /
機械工業時代 / 本邦活版移入以後 /
【10】日本の書物 ◇ 印刷以前 / 平安・鎌倉・南北朝・室町時代 / 活字版 / 江戸時代 / 明治時代 / 大正時代 /
昭和時代 /
【11】愛書六十五年 ◇ 若き日の読書遍歴 / 書物研究家への歩み / 書誌関係の著書 / 書誌関係の蔵書 /
書誌関係以外の蔵書 / 初版本・限定本・肉筆草稿本 /
【12】本の五千年史 ◇ 生きた本 / 文字の旅 / 石と粘土の本 / パピルスとパーチメント / 紙の発明と伝播 /
古代の本 / 印刷の発明と発達 / 活版印刷の発明と伝播 / 開版文化の伝播 / 十六世紀時代 /
十七・十八世紀時代 / 造本の進歩 / 十九世紀時代 / 日本の本 /
【13】紙魚妄言 ◇ 随筆集 / 書評集 / 本の豆事典 /
【14】蒐書よもやま話 ◇ 紙魚のたわごと / 続紙魚のたわごと / 古書あれこれ / 蒐書よもやま話 /
参考:帯なし。箱、小口・天・地、本文等に少スレ・汚れ・ヤケ・シミ等あり。B6判。計約8.8kg。 ≪古本購入≫
ゆうパック(追跡・補償あり)サイズ80。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。