
【詳細】
初版帯付 都筑道夫 神州魔法陣 上下巻set 時代小説コレクション 戎光祥出版刊
上巻 2014年5月1日初版 戎光祥出版発行 帯付
下巻2014年5月1日初版 戎光祥出版発行 帯付
上巻
名手が趣向を凝らして書き上げた時代伝奇小説の名品、ついに復活! !
江戸の町に相次ぐ若い娘の変死!
怪事件を引き起こしているのは、既に死んでいるはずの人間たちであった!
その謎を追う独楽つかいの巳之吉と素浪人・内藤端午はおかめの面をかぶった辻斬り・額田新兵衛の凄まじい襲撃をかわしながら死びとをあやつる怪老人の正体を探るが……
【目次】
八百八町しのび独楽
呪殺吹戻し
寝みだれ弁天
逆立ち女郎
五月雨駕籠
一つ目小僧
まぼろし菩薩
死霊すごろく
五十三次しのび独楽
闇つぶて神奈川宿
大磯なみだ雨
箱根裏街道
三島女郎衆死化粧
人穴地獄
橋本治イラストギャラリー(トクマ・ノベルズ『八百八町しのび独楽』より)
下巻
読みはじめたら、やめられない面白さ! 波瀾万丈の伝奇巨編、いよいよ佳境へ!
拐われた韋駄天のお絹の行方を追って東海道を西へと進む内藤端午、巳之吉、小鼠の次郎、千里眼の占い師・お近らの一行に次々と襲いかかる怪異の罠!
巨大な狼の群れ、風魔一族の娘・夕霧、同門の剣客・平手策之進……強敵と戦い傷ついた端午は、滝の老人の教えを受けて平賀源内の妖術を破るための修行に挑む!
京の都に待ち受ける凄惨な死闘の結末とは! ?
【目次】 五十三次しのび独楽(つづき)
滝壺苦行道
雨ふりしぶく大井川
川どめ賽の目ぎやまんの目
鳴りひびく無間の鐘
姫街道まっしぐら
くらやみ蜃気楼
三十六峯しのび独楽
近江八地獄
続・近江八地獄
比叡おろし魔法陣
京洛火炎屏風
桃源社版「後記」 都筑道夫
富士見書房時代小説文庫版「解説」 都筑道夫
編者解題 日下三蔵
都筑道夫著作リスト
都筑道夫
1929年東京都生まれ。10代の頃から小説を発表。推理小説の翻訳にも携わり、早川書房で「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の編集長を務め、「ハヤカワ・SF・シリーズ」の創刊に尽力。61年『やぶにらみの時計』を発表。以後、評論やエッセイでも活躍。2001年に『推理作家の出来るまで』で第54回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。02年に第6回日本ミステリー文学大賞を受賞。03年逝去。
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、全体的には概ね良好です。
※下巻のカバー表面に焼けが御座います。