
パナソニックのポータブルCDプレーヤー、SL-S150の状態の良い物を洗浄、外装部品の半つや消しクリアー塗装、内部回路をメンテナンスし、加えて当時の歪みっぽい音質をより良い状態にした物です。
本体と、ACアダプター及び交換した部品を証にお送りします。
ベースのSL-S150の外装の状態が良くなく、磨いたりしてみましたが、金文字コンパクトディスク周辺にスジが残ってしまっています。取り切れていない浅い傷もあります。
パナソニック初期のシングルビット機として、MASHの名前が付いた機種です。同メーカーの他機種に比べわずかに肉感的で、厚みのある音が特徴です。1990年代の製品ゆえ、可動部のグリスの固着や電源部の電解コンデンサーのドライアップ等が心配される時期です。
そのため、主要電源コンデンサーは、有機固体コンデンサーに取り替え、タミヤのテフロン含有グリスを再塗布。各部再ハンダ付けなど行ってます。
また、音質チューニングですが、マスタークロックをジッタ-成分50ppm程度のセラロックから、より一桁以上ジッターの少ない水晶発振器に取り替えています。昇圧型DC-DCコンバーター使用により、ニッケル水素電池の使用も問題ありません。さらにより深みのある低域再生を狙い仮想アースの独自解釈回路を搭載しています。
古い物なので、最新のDAPなどの空恐ろしいほどのS/N感はありませんが、CDを愛する、音楽を愛する人に向けて作り込んでいます。
各部動作確認はできる限り行ってますが、プログラム演奏や当時物の専用ニッカド電池の充電機能は未確認です。
以上のことをご理解頂き、ノークレームノーリターンでお願いします。
(2025年 7月 28日 5時 51分 追加)※追記、独り言です。
実は、このパナソニックSL-S150という機種、発売以来ずーっとイジってます。未だに中古が出てくることが嬉しい次第。
壊した物も数知れず。
ただ、CDプレーヤーとして本当にシンプルで、ミュージシャンの、CDに封じ込められた想いを感じるには、この機種とSL-S140以外ないと個人的には思ってます(ときどきソニー製品も浮気してますが)。
良いヘッドホンなら、また、良いオーディオシステムなら、CDに入っているミュージシャンの想いをひたひたと感じられるようにチューニングしています。楽しんでいただけると幸いです。
(2025年 7月 29日 15時 46分 追加)※追記です2
MASH機出したときの説明文そのままでしたね。この機種は、パナソニック最後のマルチビット機です。