伝説のスーパーカー、手のひらサイズで蘇る
ブガッティ アトランティック シルバー 1/24

歴史的名車の風格を、手のひらサイズで精密に再現した「ブガッティ アトランティック シルバー 1/24」が、コレクターの皆様をお待ちしています。

1936年に誕生したブガッティ タイプ57アトランティックは、天才設計家エットーレ・ブガッティの息子、ジャン・ブガッティによって設計された伝説の名車です。
当時としては革新的な流線型ボディを誇るこのモデルは、「世界初のスーパーカー」とも称されています。

特に目を引くのは、縦に走るリベット留めのドーサルシーム（背骨のような隆起）。
これは素材の接合方法から生まれた機能美として、自動車デザイン史に深く刻まれました。
わずか4台しか製造されなかったこの稀少車は、その独創的なフォルムと圧倒的な存在感で、今もなお多くの自動車愛好家を魅了し続けています。

イタリアのブルガロ社による1/24スケールモデルは、オリジナルが持つ優雅さと芸術性を見事に表現。
細部にまで徹底的にこだわった高品質ダイキャスト製で、特徴的な流線型ボディラインとドア、そして背骨のように走るリベットのディテールが精密に再現されています。

ドアとボンネットは開閉可能な仕様となっており、内装や精巧なエンジンルームまで鑑賞できます。
ボディカラーのシルバーは、元々のアルミニウム素材を思わせる輝きで高級感を演出。
細部に至るまで忠実に再現された前輪、特徴的な丸型ヘッドライト、そして6本の細いテールパイプなど、ディテールの精度はコレクターをも唸らせることでしょう。

伝説の誕生と消えた「黒い車」の物語

ブガッティ アトランティックの物語は、1935年のパリモーターショーに展示されたエアロリーテ・プロトタイプから始まります。
ジャン・ブガッティによって設計されたこの車は、当初「クーペエアロ」と呼ばれていました。

その後、ジャンの友人である飛行士ジャン・メルモーズが1936年12月に南大西洋上で消息を絶ったことを受け、彼の栄誉を称えて「アトランティック・クーペ」と名付けられたのです。
3.3リッターの直列8気筒エンジンを搭載し、時速200km以上の性能を誇ったこのモデルは、馬車がまだ道路を走っていた時代においてまさに革命的でした。

製造された4台のうち3台は現存していますが、ジャン・ブガッティ自身が所有していた「ラ・ヴォワチュール・ノワール（黒い車）」は第二次世界大戦中に消息を絶ち、現在も行方不明のままです。
もし発見されれば1億ドル以上の価値があると言われています。

ブルガロ社はこの伝説的なモデルを1/24スケールで忠実に再現。このダイキャストモデルは、手に取りやすいサイズながら存在感があり、ディスプレイケースの中でも一際輝く逸品です。
イタリアのブルガロ社が誇る職人技が生み出したこのミニカーは、あの偉大な時代の自動車芸術を現代に伝えています。

自動車史に残る名車、ブガッティ アトランティックの芸術的な美しさと革新性を、このダイキャストモデルで身近に感じてみませんか。