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ブルーレイ
8枚組
ワーグナー:
《バイロイト・エディション・ボックス・セット(8BD)》
★『ワルキューレ』 クリスティアーン・ティーレマン(指揮) 演出:タンクレート・ドルスト
★『さまよえるオランダ人』 クリスティアーン・ティーレマン(指揮) 演出:ジャン・フィリップ・グローガー
★『ローエングリン』 アンドリス・ネルソンス(指揮) 演出:ハンス・ノイエンフェルス
★『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 セバスティアン・ヴァイグレ(指揮) 演出:カタリーナ・ワーグナー
★『タイホイザー』 アクセル・コーバー(指揮) 演出:セバスティアン・バウムガルテン
★『トリスタンとイゾルデ』 ペーター・シュナイダー(指揮) 演出:クリストフ・マルターラー
バイロイト祝祭管弦楽団
長い歴史を持つワーグナーの聖地、バイロイトでは、これまでに写実的な舞台から抽象的な舞台、
SF的な舞台まで、さまざまな演出家による創意工夫が凝らされた上演がおこなわれてきましたが、
近年のトレンドはなんといっても現代風な読み替え演出。
また、ワーグナーの音楽で重要な役割を果たす「オーケストラ」は、バイロイトでは夏季の臨時編成ということで、
ドイツ各地の楽団員を中心に構成されており、かつてはその水準にはばらつきもありましたが、
ドイツ経済の興隆著しい近年は演奏技術の向上も目覚ましく、
どんな奇抜な舞台にも揺るがない立派な演奏を聴かせてくれるのがさすがです。
今回登場するボックスには、賛否両論巻き起こした舞台を中心に、
21世紀の「聖地」におけるワーグナーの可能性の探究に手軽に触れることができる上演が6作品収められています。
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(2008)
ワーグナーの曾孫カタリーナ・ワーグナーが演出家デビューを飾った『マイスタージンガー』。舞台をどこかの学校に設定し、登場人物たちは型にはめられた窮屈な生活を送っているというものです。そこにやってきた異端児ヴァルター。彼が中心となって巻き起こす騒動はどう決着がつくのでしょうか。舞台はスキャンダラスですが、音楽は極めてまっとうなもの。ヴァルター役のフロリアン・フォークトの清冽な声も高く評価されました。
ハンス・ザックス:フランツ・ハヴラタ
フェイト・ポーグナー:アルトゥール・コルン
ジクストゥス・ベックメッサー:ミヒャエル・フォレ
ヴァルター・フォン・シュトルツィング:クラウス・フロリアン・フォークト
ダヴィット:ノルベルト・エルンスト
エーファ:ミヒャエラ・カウネ
マクダレーネ:カローラ・グーバー、他
バイロイト祝祭合唱団(合唱指揮:エーベルハルト・フリードリヒ)
バイロイト祝祭管弦楽団
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
演出:カタリーナ・ワーグナー
舞台:ティロ・シュテフェンス
衣装:ミヒャエラ・バルト/ティロ・シュテフェンス
照明:アンドレアス・グレーター
脚色:ロベルト・ゾリッヒ
ミュージック・スーパーバイザー:クリストフ・ウルリヒ・マイヤー
収録時期:2008年
特典映像:メイキング、キャスト・ギャラリー
収録時間:306分
本編字幕:英・仏・独・西
『ワルキューレ』(2010)
現代的でありながらも、ストーリーを的確に表現していたことが評価されたのか、バイロイトで5年間同じ演出で上演されたタンクレート・ドルストによる『ワルキューレ』。この2010年は、ジークムント役にヨハン・ボータ、ジークリンデ役にエディト・ハラー、そして日本のアルト、藤村実穂子がフリッカを演じて高く評価されました。ティーレマンの指揮も立派なものです。
ジークムント:ヨハン・ボータ
フンディング:クワンチュル・ユン
ヴォータン:アルベルト・ドーメン
ジークリンデ:エディト・ハラー
ブリュンヒルデ:リンダ・ワトソン
フリッカ:藤村美穂子
ゲルヒルデ:ゾーニャ・ミューレック
オルトリンデ:アンナ・ガブラー
ヴァルトラウテ:マルティーナ・ディーケ
シュヴェルトライテ:ジモーネ・シュレーダー
ヘルムヴィーゲ:ミリアム・ゴードン=スチュアート
ジーグルーネ:ウィルケ・テ・ブルメルストルーテ
グリムゲルデ:アネッテ・キュッテンバウム
ロスヴァイセ:アレクサンドラ・ペーターザマー
バイロイト祝祭管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
演出:タンクレート・ドルスト
装置:フランク・フィリップ・シュロスマン
収録時期:2010年
特典映像:メイキング、キャスト・ギャラリー
収録時間:259分
字幕:英・仏・独・西
『さまよえるオランダ人』(2013)
ここでのオランダ人は現代の扇風機工場で起こる物語。船乗りたちもゼンダもみな工場で作業しています。彼らは労働で金を稼ぎ、それで生活するという極めて普通の生活を送っているのです。ただ一人ゼンダだけは理想に生きていて、現れたオランダ人の人形と恋に落ちるという趣向です。読み替えは大胆でありながらも、とても理解しやすいものです。ここでもティーレマンの素晴らしい音楽が物語を彩っています。
オランダ人:サミュエル・ユン
ダーラント船長:フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ
ゼンタ:リカルダ・メルベート
エリック:トミスラフ・ムーチェク
マリー:クリスティーナ・マイヤー
舵手:ベンジャミン・ブルンス、他
バイロイト祝祭合唱団
バイロイト祝祭管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
演出:ジャン・フィリップ・グローガー
装置:クリストフ・ヘッツァー
収録時期:2013年
特典映像:キャスト&クルーへのインタビュー、キャスト・ギャラリー
収録時間:本編140分、特典25分
字幕:英・仏・独・韓
『ローエングリン』(2011)
元来のワーグナー歌いの概念を覆す新時代のヘルデンテノール、クラウス・フローリアン・フォークトが、『マイスタージンガー』での鮮烈なバイロイト・デビューに続いて、待望のローエングリン役で登場。その透き通るような声、清廉な雰囲気をまとった歌いぶりと仕草で、いまや当代最高のローエングリンとしての評価を確立しつつあるフォークトは、エルザ役のアネッテ・ダッシュの力強い声とも好対照をなしており、この上演においても圧倒的な印象を残しました。指揮をとったのは、2010年の同プロダクションがバイロイト初登場となった若手アンドリス・ネルソンス。オーケストラを見事にまとめあげ、充実した音楽を作り上げることに成功しています。
ノイエンフェルスの斬新とも奇天烈ともいえる舞台は、一見した奇妙さ以上に、示唆に富んだ納得の演出です。「ねずみ」に扮した合唱団は・・・、あの衝撃的なラストは何を意味するのか・・・。遊び心も交えつつ辛辣な批判を繰り広げるのは、さすがノイエンフェルスの真骨頂!
ローエングリン:クラウス・フローリアン・フォークト
ブラバントのエルザ姫:アネッテ・ダッシュ
フリードリヒ・フォン・テルラムント:ユッカ・ラシライネン
オルトルート:ペトラ・ラング
ドイツ王ハインリヒ:ゲオルク・ツェッペンフェルト
王の伝令:サミュエル・ユン
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
演出:ハンス・ノイエンフェルス
収録時期:2011年8月14日
収録場所:バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
特典映像:
・キャスト・ギャラリー
・アニメーション
・インタビュー(カタリーナ・ワーグナー/ノイエンフェルス/ダッシュ/フォークト)
収録時間:全プログラム236分(本編209分+特典27分)
字幕:英・仏・独・西(本編)、英・仏・西(特典)
Region All
『タンホイザー』(2014)
上演時、激しい論争を巻き起こしたバイロイト2014年の『タンホイザー』。セバスチャン・バウムガルテンの演出は、中世の物語を現代的な製造所(もしくは胎内とも)に移し替えた舞台。妊娠しているヴェーヌスでさえ、バウムガルテンは「自己組織的なシステムの新陳代謝」と定義します。そこでは細菌がうごめき、色々なものを醸していたり、新たな生命が生まれてきたりと、物語の本筋とは違った世界が展開されていたりもします。タンホイザー役のケルルとエリーザベト役のニールンドが見事な歌唱を聴かせます。
タンホイザー/トルステン・ケルル(テノール)
エリーザベト/カミッラ・ニールンド(ソプラノ)
ヴェーヌス/ミシェル・ブリート(メゾ・ソプラノ)
ヴォルフラム/マルクス・アイヒェ(バリトン)
領主ヘルマン/ヨン・グァンチョル(バス)
ヴァルター/ローター・オディニウス(テノール)
ビテロルフ/トーマス・イェザトコ(バス)
ハインリヒ/シュテファン・ハイバッハ(テノール)
ラインマル/ライナー・ツァウン(バス)
牧童/カーチャ・ステューバー(ソプラノ)、他
バイロイト祝祭合唱団
エーベルハルト・フリードリヒ(合唱指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団
アクセル・コーバー(指揮)
演出:セバスティアン・バウムガルテン
美術:ヨープ・ファン・リースハウト
衣装:ニナ・フォン・メヒョウ
照明:フランク・エヴァン
収録時期:2014年
特典映像:ショート・フィルム、キャスト&クルーへのインタビュー、キャスト・ギャラリー
収録時間:本編252分、特典30分
字幕:英・仏・独・韓
『トリスタンとイゾルデ』(2009)
こちらも現代へと舞台を移した『トリスタン』。時折、説明的な部分が散見するも、登場人物の心の動きを細やかに映し出した、近年のバイロイトの演目の中では明快で理解しやすい演出と評価されています。ペーター・シュナイダーの指揮もワーグナーの陶酔的な響きを美しく描き出しています。
トリスタン:ロバート・ディーン・スミス
イゾルデ:イレーネ・テオリン
ブランゲーネ:ミシェル・ブリート
クルヴェナル:ユッカ・ラシライネン
マルケ王:ロベルト・ホル
メロート:ラルフ・ルーカス
若い水夫:クレメンス・ビーバー
羊飼い:アーノルド・ベズイエン
舵取り:マーティン・スネル
バイロイト祝祭合唱団(合唱指揮:エバーハルト・フリードリヒ)
バイロイト祝祭管弦楽団
ペーター・シュナイダー(指揮)
演出:クリストフ・マルターラー
美術・衣装:アンナ・ヴィーブロック
収録時期:2009年
特典映像:メイキング、あらすじ紹介、キャスト・ギャラリー
収録時間:292分
字幕:英・仏・独・西
収録場所:バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
画面:カラー、16:9、1080i High Definition
音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
50GB
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