のちにフェンダージャパンのアンプ制作を担当したELK(ミユキ産業)が1960年代に発売したものです。
当時、シリーズのフラッグシップモデルのアンプで、国内ではプロユースとして販売されていました。
年代の割に、とてもいい状態です。
是非、ご検討下さい。
国内より海外評価が高い印象で、基本的にフェンダーのベースマンのコピーという評価が多いですね。
オリジナルの回路なので、もちろん完全なコピーというよりは、ベースマンの回路を参考にしているというな印象です。
パワー管が6L6ではなく、EL34なので、UKの雰囲気もあります。
よく言えば、fender と Marshall の中間のような音ですかね。
気になるようなガリはなく、ノイズも気になりません。
ただ、音の解像度が高く、ギター側のノイズもシビアに拾ってしまうことがあります。
ギター側のボリュームのガリなどは敏感に拾います。
その分、音のレスポンスはかなり早いです。
真空管はパワー管のみ交換しました。
JJ electronic E34L Blue です。
かなり音が太くなって、フェンダーっぽい雰囲気に近づきました。
青い見た目もカッコいいです。
他の真空管は日本製のもので、おそらくオリジナルで、まだ元気なのでそのままです。
リバーブは正常に作動します。
かなり深くかけられます。
ビブラートは作動させられませんでした。
フェンダーのフットスイッチを代用して確認したので、正しく動作しなかっただけかもしれませんが。
リバーブビブラートチャンネルとノーマルチャンネルで音のキャラクターがけっこう違います。
リバーブビブラートチャンネルはクリーンな音で、コリコリした唯一無二なクリーンな音です。
ノーマルチャンネルは太くてアグレッシブな音がして、しっかりボリュームをあげると歪んでくるので、フェンダーっぽいトーンが作れます。
フルテンの歪みもかなりカッコいいです。
ロゴプレートは、ネジ穴もなく、付いていた形跡がありませんので、おそらく、もともと付いてない仕様だと思います。
ですので、エルクらしさがほしい方は、キャビネットとセットで購入をおすすめします。
正直、純正キャビネットはどうしてもビザールっぽい音がします。
ヘッドがかなりいいアンプなので、フェンダーのキャビネットや、UKっぽいキャビネットを使うことで、ヘッドをしっかり活かせる気がします。
こちらはアンプヘッドのみのページです。
合わせてキャビネットも出品していますので、セットでの購入も、ご検討下さい。
送料は、サイズ的に同梱できませんので、別々になります。