ついに出品致します。
秋山好輝製の頭部管です。2021(令和3)年1月製。
試奏を繰り返した程度で、ほゞ未使用です。
・管体材質、製法 いわゆるOld French Silver(19世紀のフランスの銀食器を溶解して板にしたもの) 19世紀同様の手作業による巻管
・リッププレート 18K金製
・ライザー 18K金製、ハンマー叩き鍛錬
・反射板 18K金製
・クラウン Ag925(おそらく)銀製 音質調整のため、私の手で、18K金板(0.3mm厚)の余材を内側に貼り付けています。不要なら剥がして下さい。クラウンと反射板は同材質とすると音質が安定すると考えています。貼っておいた方が音はよいと思います。
・付属品 頭部管ケースをお付けします。
金材質を含みますので、高騰する金相場に従い、現在、同仕様で新製すると、85万円以上を請求されるはずです。
https://www.akiyamaflutes.co.jp/price.html
胴体の製作を発注していたのですが、4年を経ても着工の沙汰のなく、中止されたものと見なしています。
眠らせておくのはあまりにもったいなく存じますので、お譲りする判断をしました。
現代の演奏の要請にも応え得るLouis Lotのレプリカとお考え下さい。
巻管オールドフレンチを再現する、素晴らしい美音です。
よろしくご検討下さい。
※ お手持ちのLouis Lotなどのオールドフレンチフルートで、オリジナルの頭部管では些か力不足と思われる場合、こちらに替えて戴くと、より美質が引き立つはずです。そういう使い方をされている奏者も多々おられます。
※ 管内は、オリジナルのLouis Lotを模して、あえてムラを残して作られています。それもオールドフレンチ特有の音を醸し出します。
※ ケースは、画像とは別の、木製のもっと頑丈なものをお付けします。輸送の安全を考慮して。
※ 京都市までお越し戴ける場合で、場所を確保できるなら、胴体をご持参の上、試奏して戴くことは可能です。
…当方、勤務多忙のため、平日なら夜間になろうかと存じますが。
仮の擦り合わせ留めのテープ(金、銀、アルミ各種あり)などはご用意します。
…現代のフルートより管径は小さいので、新しい楽器なら緩く入ります。オールドフレンチフルートでも、たいていは入ります。
※ 気持ちばかり金額を下げましたが、ますます金相場が上昇しており、金部材を地金とすると35万円を超えてくるかと存じます。
これくらいのところでご了承戴きたく。
(米国の大統領への世界市場の不安から、今後、さらに高騰するかと予想します。)
※ 競り上がらないように、しばらく定額での出品とします。