目次
はじめに
前大宰府時代(地形の成立から飛鳥時代)
宝満山に登る 太宰府周辺は断層がいっぱい
家で山河を語る 御笠川・四天王寺山地と水害
金印・ヒミコ・磐井 諸説芬々
水城の堤防ができる 白村江の戦いに敗北して
大宰府の成立と貴族社会(飛鳥時代から奈良時代)
政庁、三つの大きな任務 遠の宮廷の成立とその後
昔の地形・現在のたたずまい
大伴家持は語る 旅人・憶良、大宰府と萬葉
疫病が大流行した 広嗣の乱から鑑真和尚まで
花開く貴族文化(平安時代)
仏教の教えが広まる 最澄と空海、そして続命院
紀長谷雄に道真の生涯を聞く 遣唐使中止や大宰府左遷
かくして道真は神になった 天満宮の成立と十世紀の日本
地方に赴任する役人たちは 小野・藤原・平家の人々
貴族社会がゆらぎ始める 刀伊の入冠から大江匡房まで
武士の台頭と鎌倉幕府の開設(鎌倉時代)
源平の争乱と九州の情勢 原田一族の興亡、那珂川の役割
源家から北条へ、そして蒙古襲来、武藤小弐資頼と二代目の資能
文永の役と弘安の役 小弐三代目・経資と弟の景資
南北朝の室町幕府(建武の新政から室町幕府)
建武の新政とその前後 北条と後醍醐と足利の離合集散
多々良ガ浜合戦の顛末 足利尊氏、九州で盛り返す
今井了俊の登場と退場 九州における南朝と幕府方の攻防
足利将軍義満と大内義弘 北部九州に大内氏
九州動乱と秀吉の天下統一(戦国・安土桃山時代)
小弐が衰え、島津と大友が伸びる 応仁の乱と九州の状勢
キリシタン大名・大友宗麟 ザビエル来航から耳川合戦まで
岩屋城陥落す 島津の北進と高橋紹運の抵抗
黒田勘兵衛孝高の活躍 島津の撤退から文禄の役まで
関ヶ原から福岡藩へ(江戸時代)
筑前・福岡藩のスタート 関ヶ原から黒田の武術まで
日本のアリストテレス・貝原益軒 福岡藩主の二代から四代まで
多事多難、十八世紀の藩政と人々の暮らし 庚申信仰と運河開削
幕末、五卿の都落ちと太宰府 風水害と灌漑、ため池づくり
文明開化から戦争の時代へ(明治・大正・昭和)
仏教色を取り去り「太宰府神社」(明治時代Ⅰ)廃仏毀釈と小中学校の発足
町や村の形が現代に近づく(明治時代Ⅱ)大規模な町村合併と鉄道の発達
戦争景気の後の大恐慌(大正時代)福岡天神~久留米に電車
歴史的遺産の発見、相継ぐ(昭和時代・戦前)国も地方も戦時色へ
民主主義との出会いと課題(脱戦争から文化都市へ)
混迷の時期に義務教育九年制へ(昭和時代・戦後Ⅰ)食糧難でイモ畑が広がる
朝鮮戦争と冷戦体制のもと(昭和時代・戦後Ⅱ)筑紫中央と福岡第一高校
開発と保護のせめぎあい(昭和時代・戦後Ⅲ)住宅団地ぞくぞく誕生
まちづくりに問題山積み(平成時代)天満宮・大学と市民の関係
太宰府略年表
私の出会った人々―あとがきにかえて