●『日曜日が待ち遠しい!』撮影風景
●トリュフォー・インタビュー
『ヒッチコックを語る』
●オリジナル予告編
●ジャン=ルイ・トランティニャンによる本編コメディー
●カイユ・デュ・シネマ編集長セルジュ・トゥビアナによる解説
フランスを代表する映画監督、フランソワ・トリュフォーが残した珠玉のラブストーリー。
モノクロームの映像にサスペンスとドラマが混在した、トリュフォーの遺作として語り継がれる傑作。
ファニー・アルダンほか出演。
フランソワ・トリュフォー最後の監督作品となった、フィルムノワール調コメディー。
当時の恋人ファニー・アルダンを「隣の女」に続いて主演に据え、彼女の魅力をあますことなくフィルムに刻み込んだ快作。
不動産会社の秘書であるバルバラ(アルダン)は、殺人の疑惑をかけられた上司を助けるべく、にわか探偵となって事件の解明に乗り出す。
フィルムノワールのトーンを出すためモノクロで撮影された本作だが、その出だしからして弾むようなタッチ。
笑うアルダン、走るアルダン、コート姿に演 劇の衣装など、あたかもファニー・アルダンのプロモーション・フィルム。
美女の脚をこよなく愛したトリュフォーらしく、その長身美脚の女っぷりの良さにくらくら。
ラスト。少女たちの脚を捉えたショットでフランソワ・トリュフォーのフィルムと生涯は幕を閉じた。(斉藤守彦)
台詞・製作・監督・脚本:フランソワ・トリュフォー
原作:チャールズ・ウィリアムズ
台詞・脚本:ジャン・オーレル
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
出演:
ファニー・アルダン/ジャン・ルイ・トランティニャン/
フィリップ・ローデンバック/カロリーヌ・シホール/フィリップ・モリエ=ジュヌー
脚本・台詞:シュザンヌ・シフマン