前作ではジャイルス・ピーターソンに才能を見出されBrownswoodからセンセーショナルなデビューを果たしたBen Westbeech。セカンドアルバムは、ダンス・ミュージック老舗レーベル:ストリクトリー・リズムよりでるだけあって、持ち前のジャミロクワイのような甘いヴォーカルをよりセクシーなアーバン・ソウルに仕立て、豪華プロデューサーを迎えた意欲作。そのプロデューサーは・・・Rasmus Faber、MJ Cole, Danny J Lewis, Enzyme Black, Midland, Georg Levin, Henrik Schwartz, Lovebirds, Chocolate Puma, Motor City Drum Ensemble !
収録曲の内容を紹介。まずはRasmus Faberの参加した「Butterflies」。Benの甘い歌声に絡むハウス・サウンドがダンサブルに展開するアーバンな1曲。Lovebirdsが参加した「Falling」は80'sを感じさせるクラシックなトラックがハマル。リード曲になっている「Something For The Weekend」はDanny J Lewis / Enzyme Blackが参加。不安定に転調する上モノに軽快に刻まれるビートにフュージョンを思わすような広がりのあるサウンドはこの上ない心地よさをあなたに与えるでしょう。そして、Rasmus Faberからもう1曲「Summers Loss」。ピアノの響きと共に静かに刻々と刻まれるビートがメランコリックな風合いに。胸を突く1曲。どの曲もBen Westbeechの歌声によって曲だけにはないソウルフルで奥行きのある魅力を醸し出していること。2011年のアーバンソウル代表かと。