プリンスの名器「PRINCE GRAPHITE 110」を出品します。
PRINCE GRAPHITE 110は、それまでよりもフェイス面積が大きい「デカラケブーム」を起こした今となっては伝説的な
ラケットです。
当時大活躍していた世界トッププロ選手がジュニア時代に使っていたことで有名で、アンドレアガシ、ガブリエラサバティーニ、マイケルチャン、そして日本の杉山愛選手が使用して実績を上げて、アガシとサバティーニは他のラケットメーカーと高額な契約を交わして変更していった事で有名でした。
ウイルソンのプロスタッフミッド、ヘッドのプレステージ、そしてプリンスのGRAPHITEは3種の神器などと言われていて、
私が高校生や大学生の時は、これらのラケットを持っているだけで強いと思われる存在で、とても高価だったので、
私は使うことが出来ませんでした。まさに憧れのラケットでした。
社会人になってから、GRAPHITEの事をいろいろ調べて、結果的に台湾製の初期モデルが一番評価が高いことが分かったので、
その状態の良いものを探し求めて、とても状態の良いものをやっと見つける事が出来ました。
私は基本的に購入したラケットは使用して楽しむのですが、こちらは生涯コレクションにしたくて、飾り糸を付けて
ごくごくたまに使っていました(基本的にフェイス面が小さいラケットが好きなのであまり使いませんでした)。
<台湾製初期モデルの特徴>
・大きいフェイスサイズのほうの記載が「over size」ではなく「110」(画像参照)
・ストリングのテンションの表記が「60-75lbs」(画像4参照)
・画像4の表記
・デザインが4本線(1本線)ではない
・「made in taiwan」の表記がない
・グリップエンドがシンプル及びマークの印字
・中身がしっかりつまっているせいかラケット重量が重い(画像の状態で約350グラム)
・打球感が硬質でなくて柔らかくとても良い(中国製はカンカンする)
一番評価が高かった台湾製初期の後に、人気が爆発して、台湾製、その後中国製となりましたが、やはり大量生産の影響で
品質がどんどん悪くなっていったので、台湾製初期モデルはかなり貴重です。
とにかく1987年頃のラケットなので、中古でもボロボロだったり塗装が剥がれたり薄くなったりして状態の良いものが
ほとんどないこの頃ですが、今回出品するものは、目立つような傷やスレもとても少なく、レザーグリップもプリンスのオリジナルが付いています。
テニスをやめるときまで、ずっと保持しようと思って、昔懐かしい「飾り糸」も付けた状態で大切に保管していましたが、
テニスラケットのコレクションが多くなりすぎてきたので、出品することにしました。
是非この伝説のラケットを手に入れて、プレーやテニス談議に花を咲かせてみてはいかがでしょうか?
画像の通り状態はとても良いと思いますが、40年近く前のもので、使用品であることを十分にご理解・ご納得の上
入札頂き、落札後のキャンセル・クレーム・返品はかたくお断りします。
・フェイス:110平方インチ(現在の計測方法だと107平方インチ)
・グリップ2
・重量:約350グラム(画像の状態)
※出品物は画像にあるものだけでケースも付いていません。