拍卖号：r1175793997

开始时间：03/05/2025 11:17:22

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结束时间：03/09/2025 19:17:22

商品成色：二手

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【葡萄紋純銀蔦巻鉢】アールヌーボー期(1900年)のエミールガレ晩年期の希少な優品です。水墨画の世界を彷彿とさせる葡萄紋様が巧みに描き込まれています。

エミールガレは、1885年、明治政府の農務省技術官として森林学修得のためナンシーに留学派遣されで来た高島得三(画号:北海)と親交を深め、北海の南画の画法やモチーフに多大な影響を受け、日本美術のエッセンスを作品の中に積極的に取り入れて行きました。
刻印に示されるガレ54歳の時に製作されたこの作品には、植物学や解剖学も学んだガレ自身の確かな観察眼と成熟したガラス美術工芸技術に裏打ちされたジャポニズムの世界が描かれています。シンプルな構図の中に、クネクネと伸びる蔓模様が全体の装飾効果を高めており、大変優雅で生命感溢れる作品に仕上がっています。純銀素材の蔦には経時の錆色が程良くかかっていることで、鉢全体に一世紀を経た銀錆による熟成した雰囲気が漂っています。
ジャポニストとしてのガレの日本美術への深い理解と憧憬が感じられる卓越した技巧が見所の稀有な作品です。

サイン: Galle(陽刻)

シルバーマーク:
メタル素材: フランスシルバー950
ガラス鉢を包むシルバー部分には、フランスのミネルバ刻印(2カ所)とSPO(銀工房-Societe Parisienne D’Orfevrerie)のマーク(2カ所)合計4個の刻印が打たれております。SPO工房は、15世紀にまで遡るシルバー加工で有名な老舗工房です。画像10枚目資料に15世紀当時のSPO銀工房の様子が描かれていますのでご参照ください。


サイズ(約寸):

高さ: 7.5 cm

横幅: 21.0 cm

奥行幅: 9.0 cm

鉢の総重量: 806 g

MINERVA刻印:シルバー950

SPOシルバー工房刻印:1900年

状態: 画像にてご確認ご評価をお願い致します。

経年のスレ以外、ヒビやチップ、修復無く極めて健全な状態です。シルバー部分は、磨けば往年の輝きを放ちます。

【高島得三-画号:北海-についてのご参考事項】
山口県(萩)の藩医の次男。工部省に勤め、1885年、ジャポニズムが隆盛期に入る頃、フランスナンシーの山林学校に留学。1888年の帰国までの3年間エミールガレと親交を深め、その間、フランス東部美術展に日本画を出品、また、現地美術館にも作品が飾られ、1887年には、フランス政府から教育功労勲章を授与されています。
奇しくも、高島北海が80歳の生涯を終えた1931年、エミールガレの死後(1904年9月)も生産を続けたガレ工房は閉鎖されています。
おすすめの一品です。