● 中原めいこ - Mint -ミント-
◯年代:1983
◯レーベル:Eastworld
◯フォーマット:LP, Album
◯国:JAPAN
◯ジャンル:Latin, Funk / Soul, Pop
◯スタイル:Boogie, City Pop, Funk, Kaykyoku, Salsa, Soul
状態(ゴールドマインスタンダード基準)
◯帯:-
◯歌詞カード:VG+
◯内紙袋:-
◯ジャケット:G+,カビ
◯盤質:VG+
【管理No.235】
中原めいこの3枚めのアルバム。
アーティストの本質は3枚目で決まるというジンクスが業界にはあるようだが、本作もそうかもしれない。いきなりトップ'20にチャート・インしたことからも、注目度の高さを知ることができる。
80年代前半はAOR の影響からかリゾー卜・ミュージック・ブームでもあった。
杏里が「HEAVEN BEACH」(1982年)でイメージ・チェンジに成功したのも同時期だったが、「 ミ・ン・卜」もリゾートを強く意識した作品であった。
前作「2時までのシンデレラ」でアレンジを担当し好評を得た新川博とのコラボレイトを続け、パラシュート残党で組んだAka-Guy(新川博(key)、斉藤ノヴ(per)、長岡道夫(ba)、松原正樹(gt))、山下達郎バンド(青山純(Dr)、伊藤広規(BASS)、椎名和夫(Gt))という2 つのユニットを併用したサード・アルバム。ハイ・ファイ・セット、桐ケ谷俊博・仁兄弟らのコーラスも豪華。
〈清涼飲料音〉というキャッチ・コピーが付けられた本作は、前作より少し落ち着いた佇まいで、ミント色のジャケットやタイトルがオシャレさを演出していた。
サウンド面も当時ユーミンのキーボード奏者として参加していた新川博がこれでもか!というくらいのポップな世界を展開しており、夏に聴くにふさわしいキラキラした名盤である。
シングル・カットされたB1「月夜に気をつけて!」のポップ・センスには脱帽だし、A1「渚のデイドリーム」、A2「ふたりのRainy day」の流れは涙ものの胸キュン・ソングだった。
B2「Sexy Dandy」はビリー・ジョエルを彷彿させ、B3「ジャグラー」はチャカ・カーン風など、若干ネタバレ傾向は強いものの、めいこのメロディとアーティスト・パワーはブレイク目指して急上昇中。
そして夏物語はボッサのエッセンスを含んだ軽やかなナンバーB5「ペパーミントの朝」で終わりを告げる。
A1 渚のDaydream
A2 ふたりのRainy Day
A3 眠り姫
A4 ケンカのあとの口づけ
A5 恋のバースデー
B1 月夜に気をつけて!
B2 Sexy Dandy
B3 ジャグラー
B4 アナタの魔法にかかりそう...
B5 ペパーミントの朝"