大型図録本 清朝中国陶瓷古陶磁図鑑写真集解説359点古月軒青花五彩三彩豆彩粉彩単色釉裏紅徳化窯宜興窯広東窯景徳鎮官窯康熙雍正琺瑯彩乾隆

大型図録本 清朝中国陶瓷古陶磁図鑑写真集解説359点古月軒青花五彩三彩豆彩粉彩単色釉裏紅徳化窯宜興窯広東窯景徳鎮官窯康熙雍正琺瑯彩乾隆 收藏

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大型図録本 世界陶磁全集 15 清朝 中国古陶磁 中国古美術
写真集 解説 原色カラー図版359点 単色図版 作品銘款等210余点 やきもの 陶芸 茶道具 茶陶 古陶磁 古美術 陶磁器 古陶瓷 アンティーク  骨董 煎茶道具
古月軒 青花 五彩 三彩 豆彩 粉彩 琺瑯彩 釉裏紅 単色釉 宜興窯 徳化窯 広東窯 銘款 裏銘 窯印 陶印多数掲載
国宝 重要文化財 唐物 作品集 写真集 写真解説 論文 論考   

座右宝刊行会 佐藤雅彦 責任編集
小学館
1983年初版第1刷
約31x22.5x4cm
297ページ
カラー図版359点 モノクロ図版 銘款・古文献資料含む210点  
函入 カバー付き上製本

※絶版 
※月報付き 「アディス卿を悼む 繭山康彦」本巻執筆者紹介掲載


文化庁協賛 技巧の極致を示す清朝陶磁の華麗な世界。故宮伝世の名品をはじめ、国内外の稀品・珍品・清朝中国陶磁を集大成した決定版、大型写真集・大型図録本。

青花 五彩 三彩 豆彩 粉彩 単色釉 宜興 徳化 広東 古月軒 
中国陶磁の多彩な伝統は、清朝に至って驚くべき技術水準に到達した。
絵画・彫刻・諸工云の粋を集めて作り出された官窯製品の数々その精緻華麗において世界に冠絶する。 
宮伝世品をはじめとして、世界の名品を選りすぐった今巻は、
宜興・徳化・広東の諸窯に欧輸出陶磁をも加えた清朝陶磁の集大成!
 
●原色カラー図版359点
●210点の単色図版 銘款・古文献資料を豊富に採録
●日・ 中・英・仏・米にわたる最高権威による論文と解説
●各時代・各技法の規準作を精選図示


清朝の焼物がなしとげたことは、いわば陶磁技巧の極致であった。
成形に施彩に絵付に、中国陶磁史の粋を集め西欧の技術を吸収して華麗な世界が現出する。
当代の最高権威による論文・解説および関係資料を満載、その幅広い魅力を総合的・体系的に展開した陶磁研究と鑑賞の基本書。
水注、盤、香炉、瓶、壺、鉢、碗、茶碗、輪花鉢、急須、花盆、茶碗、扁壺ほか多数収録。


【全集全体の紹介文】
陶磁の歴史は芸術の面からも、生活のレベルでも人類史と不可分のものです。本全集は世界の陶磁を網羅し、地域別かつ時代別に編集しました。
各巻、カラーおよびモノクロ図版に、専門家による解説、文献目録などをそえた構成。
美術館・博物館所蔵のものに、近年発掘された新中国の古陶磁などを加え、また諸窯の遺品も収録するなど、世界陶磁の決定版全集です。

一つ一つの陶磁に「人類の文化史」を語らせた
今後四半世紀は、実現不可能というべき決定版 
世界的に最新資料を集大成した最大規模の決定全集 
一万余点の写真資料を駆使、原色図版を豊富に収録 
最新発掘の陶片なども、美しいカラーで数多く収録 
日本陶磁では特に茶陶を重視、名品を各巻に収めた 
各巻冒頭に陶磁文化史を載せ、体系的理解を深めた


【目次】
清朝陶磁文化の特質とその展開 佐久間重男
清朝官窯の性格 佐藤雅彦
清朝の青花磁器 マーガレット・メドレー
清朝の色絵磁器 長谷川楽爾
清朝の単色釉磁 ジョン・エアーズ
徳化窯・宜興窯・広東窯 ローズ・カー
清朝の輸出陶磁――欧米向製品を中心として―――  西田宏子
堂斎銘款について 荒井幸雄
清朝陶磁の古文献について 荒井幸雄

図版
原色図版・解説
本文挿入原色図版
過渡期様式と青花・釉裏紅
色絵磁器
単色釉磁
徳化窯・宜興窯・広東窯
西方輸出陶磁
図版解説
 佐藤雅彦 ジャン=ポール・デロシュ マーガレット・メドレー デジ・リオン=ゴールドシュミット ジョン・エアーズ 長谷部楽爾 矢部良明 童依華 呉同 ローズ・カー 西田宏子 
主要文献目録
年表
英文本文目次
英文図版目録

《撮影・資料提供》 
愛知県陶磁資料館 出光美術館 梅沢記念館 永青文庫 広州博物館 台北 国立故宮博物院 香港芸術館 香港大学馮平山博物館 東洋文庫 松岡美術館 陽明文庫 熊本県立美術館 国立公文書館 静嘉堂文庫 東京国立博物館 講談社 荒井幸雄 アート光村 坂本万七写真研究所 佐久間重男 便利堂 佐藤雅彦 宮原正行 阿久井長則 文物出版社 
アフリカーナ博物館(ヨハネスブルグ) アシュモレアン博物館(オックスフォード) サンフランシスコ・アジア美術館(エイブリー・ブランデージ・コレクション) バー・コレクション(ジュネーブ) フィッツウィリアム美術館(ケンブリッジ) フリーア美術館(ワシントンD.C.) プリンセスホフ国立陶磁博物館(レーワルデン) ボストン美術館 パーシヴァル・デイヴィッド中国美術基金(ロンドン) フィラデルフィア美術館 シカゴ美術館 大英博物館(ロンドン) バレル・コレクション(グラスゴー美術館) クリーブランド美術館 メトロポリタン美術館(ニューヨーク) モタヘデ・コレクション(ニューヨーク) デンマーク国立博物館(コペンハーゲン) レディ・リーバー美術館(ポート・サンライト、リバプール) ネルソン・アトキンス美術館(カンザスシティ) ギメ東洋美術館(パリ) シアトル美術館 ストックホルム東アジア美術館 トプカプ宮殿博物館(イスタンブール) ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン) ウィンタートゥール博物館 ヘアルーム・アンド・ハワード社 サザビー・パーク・バーネット(香港) アーネスト・チン氏コレクション E.T. ホール博士コレクション ポール・バーナット夫妻コレクション ピエール=アラン・フェラッツィーニ ローズ・カー
Africana Museum, Johannesburg Ashmolean Museum, Oxford Asian Art Museum of San Francisco, The Avery Brundage Collection Collections Baur, Geneve Fitzwilliam Museum, Cambridge Freer Gallery of Art, Washington D.C. Gemeentelijk Museum Het Princessehof, Leeuwarden Museum of Fine Arts, Boston Percival David Foundation of Chinese Art, London Philadelphia Museum of Art The Art Institute of Chicago The British Museum, London The Burrell Collection-Glasgow Museums and Art Galleries The Cleveland Museum of Art The Metropolitan Museum of Art, New York The Mottahedeh Collection, New York The National Museum of Denmark, Copenhagen Lady Lever Art Gallery, Port Sunlight, Liverpool The Nelson-Atkins Museum of Art, Kansas City Musee Guimet, Paris The Seattle Art Museum Museum of Far Eastern Antiquities, Stockholm Topkap? Saray Museum, Istanbul Victoria and Albert Museum, London Winterthur Museum Heirloom and Howard Ltd. Sotheby Parke Bernet (Hong Kong) Ltd. Collection of Mr. Ernst Ch'in Collection of Dr. E.T. Hall Collection of Mr. and Mrs. Paul Bernat Pierre-Alain Ferrazzini Rose Kerr



【執筆者紹介】(月報に掲載)
佐久間重男 青山学院大学名誉教授。明代経済史専攻。「日明貿易の展開」「蒋祈<陶記>訳註」 
佐藤雅彦 京都市立芸術大学教授。東洋陶磁を中心に東洋美術史を研究。『中国陶磁史』『やきもの入門』他。本巻責任編集者。 
マーガレット・メドレー (M. Medley) ロンドン大学デビッド財団主任学芸官。中国陶磁史専攻。『Yuan Porcelain and Stoneware』
長谷部楽爾 東京国立博物館学芸部長。東洋陶磁史専攻。「十世紀の中国陶磁」『磁州窯』 
ジョン・エアーズ(J. Ayers) 前ビクトリア・ アルバート美術館極東部長。中国陶磁史専攻。 『The Baur Collection』。本巻責任編集者。 
ローズ・カー (R. Kerr) ビクトリア・アルバート美術館極東部副部長。中国陶磁・銅器を研究。『Kiln Sites of Ancient China』(共編) 西田宏子 根津美術館学芸課長。東洋陶磁史専攻。『古伊万里』『柿右衛門』『韓国やきもの案内』 
荒井幸雄 中国陶磁史研究家。「南宋官窯開窯時期に関する一考察」「監胸官の上奏文について」 
童依華(トン・イホア) 国立故宮博物院(台北)名誉研究員。中国美術史専攻。 
ジャン=ポール・デロシュ (J.-P. Desroches) ギメ美術館主任研究員。ルーブル大学教授。北京円明園、元代陶磁などを研究。 
デジ・リオンゴールドシュミット (D. Lion-Goldschmidt) ギメ美術館顧問。中国陶磁・漆工芸史専攻。『La Porcelaine Minga 呉同(ウ・トゥン) ボストン美術館学芸員。 
中国美術史専攻。『八大山人』『Unearthing China's Past』(共編) 
矢部良明 東京国立博物館陶磁室長。東洋陶磁史専攻。『元の染付』『鍋島』「北朝陶磁の研究」 
花岡紀代子 アシュモレアン美術館研究員。中国陶磁史専攻。『中国の陶磁器』(共著)、『Chinese Ceramics』(共訳) 
蔡和璧(ツァイ・フォビ) 国立故宮博物院(台北)学芸員。中国陶磁史専攻。「清初の琺瑯彩瓷について」 
富田哲雄 陶磁史専攻。 和泉市久保惣記念美術館館員。東洋陶磁史専攻。



【各作品解説一部紹介】
開光五彩花鳥山水文瓶 康熙(1662-1722) 
Philadelphia Museum of Art 
Vase with flower and bird design in famille verte enamels. Reign of K'ang-hsi. 
高71.5cm 
堂堂たる大作である上に、きめこまかな意匠で飾られた康熙五彩の名品の一つである。画面を頸の全面と、胴上部の横長の窓三つ、下部の縦長の窓三つに分け、それぞれに山水、花鳥、吉祥などの図を丁寧に描きつけている。頸の上下や胴の窓と窓の間には、青花と赤絵による細かな地文を敷きつめているが、遠目にはなやいだ紫色と映るこの区画は、まことに魅力的だ。その地文も一様ではなく、頸部と胴部で少し違うし、脚と頸の付根には、 また別種の細文を用いるなど、こまやかな神経を使っていることがよくわかる。康熙でも少し遅い時期のものだろう。旧キャスパリー・コレクションに属する。 

五彩果樹鳥文盤 大清康熙年製銘(1662-1722) 
Percival David Foundation of Chinese Art, London Dish with a design of a bird perching on fruited tree in famille verte enamels. Mark and reign of K'ang-hsi. 
口径25.4cm 
康熙帝六十歳の誕生日 (1713) を記念して焼成されたといわれる上質の皿類には、枝の上に止まる鳥を描いたものが多数みられる。用いられた色彩は一般にファミーユ・ヴェルトと呼ばれるもので、そのパレットは美しい透明な緑色を中心とする。ここに掲げたもののほかにも類似した作品は欧米のコレクションにいくつかみることができるが、この類の皿に描かれた鳥が一体何であるかはわからないことが多い。その理由としては、これらの鳥を描くのに例外なくやわらかい茶系統の色が用いられていること、また一般的にいって異なる種類の鳥の特徴が混ざり合っていることなどがあげられよう。明らかに工匠たちの想像力の所産といえる一群である。 

素三彩双龍文盤 大清康熙年製銘(1662-1722) 
台北 国立故宮博物院 
Dish with decoration of two dragons in polychrome enamels painted directly on the biscuit. Mark and reign of K'ang-shi. National Palace Museum, Taipei. 
高7.2cm 口径40.7cm 底径26.1cm 
宝珠を取り合う二匹の龍を見込中心に配し、鐔状の口縁部には六匹の宝珠を追う龍を、そして内壁面には四季の花卉文を置いている。文様を彫り込んだ磁器を色釉を施す前に焼成し、のち色釉をかけて低火度で焼く方法は素三彩といわれるものである。素三彩は、明代後期に食器を作るために発展した技法で、康熙時代にも、龍、鳳凰その他の文様を施した器が宮廷用に焼かれていた。このため文字の年記銘の記されているものが多い。 

紅地粉彩罌粟花文碗 琺瑯彩康熙御製銘(1662-1722) 台北 国立故宮博物院 
Bowl with flower design in famille rose enamels on red ground. Mark and reign of K'ang-hsi. National Palace Museum, Taipei. 
けし欧米でパレス・ボウル (宮廷様式碗) と呼ばれる、やや背が低い、やわらかなカーブをもった碗形で、粉彩による三組の罌粟の花で飾り、まわりの地を濃いめの?脂, いわゆる洋紅地に塗り込めている。いわば夾彩式の彩描である。高台裏の銘は藍料と呼ばれる青い堆料款で、隅丸の二重方圏内に「康熙御製」の四字を配している。洋紅の地はかなり厚塗りで、幾分塗りむらがみえる。諸色による粉彩の描画は、なかなか丁寧で細かい。内面は無文の純白である。堆料款の御製銘があることから、これを『飲流齋?瓷』の記事によって、康熙の古月軒磁とする説もあるが、一般にはもう少し後のものではないかといわれている。 

桃花紅団龍文太白尊
大清康熙年製銘(1662-1722) 
A pair of vases with peach-bloom glaze. On the base is a six-character mark of K'ang-hsi in underglaze blue. 
高(右)8.9cm,(左)8.8cm 
郎窯の一種とされている桃花紅は、淡い調子の紅釉の一部にむらむらとした緑斑があらわれたものである。淡い紅釉はまた?豆紅,桃花片,娃娃臉、美人酔などと呼ばれ、緑斑はまた苔点緑などといわれることがある。この種の太白尊は桃花紅の典型といえるもの、太白尊の名は李太白(李白)が身近に置いた酒壷ということで、胴が太く、底が大きく平らな瓶を指している。胴の前後に団龍文を暗花であらわしてあるが、この一対はその位置や表現の仕方が端然として見事である。口部の釉が白く一線となり、裾の釉が流れずに止まっているのは、郎窯系のものの見所で、底の青花康熙六字銘の特徴のある筆法とともに、この作品がすぐれた規準作であることを示している。 

釉裏紅白龍文瓶 大清雍正年製銘(1723-35) 
Mei-p'ing vase with dragon design in white on underglaze copper-red ground. On the base is a six-character mark of Yung-cheng in underglaze blue. 
高28.5cm 口径6.8cm 底径13.0cm 
清朝官窯は、徹底した技術力を惜しみなく造形に、文様表現にと発揮した。本来、銅は高火度のもとでは揮発しやすく、安定した鮮紅色を得るのはむずかしいとされている。この難技を理想に近い状態で表現したのがこの釉裏紅の作品である。釉裏紅は透明釉下に描かれた酸化銅の文様が還元?を受けて紅色に呈発する技術。この梅瓶にみる濃艶な釉裏紅は、釉裏紅磁の完璧な作例といって差し支えない。まず、素地に雄雄しい龍一頭を細かい覚彫で大胆に浮彫し、その下方にも小ぶりの龍二頭を置き、余白はすべて波濤文様で彫りつぶす。梅瓶の形、龍濤文様の構図は明初の官窯に倣っていて、かなり忠実な写しを行なっており、完成度の高い技術こそこの作品の見所といえよう。器底には青花で「大清雍正年製」銘が記入されてある。 

粉彩花鳥文扁壷 大清雍正年製銘(1723-35) 
Percival David Foundation of Chinese Art, London Flask with a design of two birds peaching on peony and chrysanthemum and butterflies in famille rose enamels. Mark and reign of Yung-cheng. 
高29.4cm 
この目を見張るような扁壷については、特記するに価する事項が二つある。第一に、この形が「月壺」として中国においては中国固有の器形であると考えられているのに反し、実際はかなりさかのぼって十三世紀にシリアで作られていたガラスの扁壷に基づくものであることがあげられる。その例は大英博物館に一点、またデトロイトの美術館にも一点みることができる。この形は、永楽期になって、中国でも写されるようになり、それ以来人気のあるものである。第二に言及すべき点はその製造法で、この手の扁壷は別別に作られた椀形の器を二つ合わせ、首と高台とを付け加えることによってでき上がる。 この方法は、上下別別にできた部分をつなぐという明初の方法と異なっている。最後の将軍徳川慶喜公から、最初の駐日英国大使リーズデイル卿に1868年に与えられたこの名品は、近年日本の人人の注目を浴びてきたものである。 

粉彩鳳鶴文碗 琺瑯彩 雍正年製銘(1723-35) 
台北 国立故宮博物院 
Bowl with a design of phoenix and crane in Ku-yueh style enamels. Mark and reign of Yung-cheng. National Palace Museum, Taipei. 
高7.7cm 口径16.1cm 底径6.7cm 
台北の国立故宮博物院にある雍正古月軒の中でも、ひときわすぐれた作の一つといっていいだろう。咲き誇る牡丹と竹叢の間に、鳳凰と鶴の遊ぶさまを描いたもので、 図の切れた面には、例によって美しい行書で適応する七言対句を記している。紅、黄、紫の牡丹の花が粉彩の微妙な彩描を経ているのは勿論だが、鳳凰の淡紅色の胸や黄色の冠毛、鶴の白い胸もみな粉彩によっている。赭墨の岩や土坡も、あるいはそうかもしれない。 
高台内に藍料による年款が記されているが、これが所謂古月軒の典型的な堆料款である。 

粉彩梅樹文皿 琺瑯彩
雍正年製銘(1723-35) 重文
東京国立博物館 
Dish with a design of prunus tree with blossoms in Ku-yueh style enamels. Mark and reign of Yung-cheng. Tokyo National Museum. 
高4.4cm 口径17.3cm 底径10.8cm 
乾隆時代には「瓷胎画琺瑯」と呼ばれ、のちに古月軒の俗称で知られた、もっとも上質の粉彩磁器に属するもので、日本にあるこの類の典型作である。筆使いが細かくしかも巧みで、写生画風にじっくりと描き込んである点、一般の粉彩とは大きな違いがある。空間に黒で記された行書体の詩句も、淡紅色の印章も、裏面中央に淡青色の上絵具を使ってあらわした年款も、すべて非常に丁寧な、慎重な仕上りをみせている。腕のよい宮廷画家が北京の宮城内に設けられた工房で製作に当たったとされるのも、いかにもうなずける作調である。類品は故宮博物院とスイスのバウアー・コレクションにある。横河コレクション。 

青花黄彩木蓮文盤 大清雍正年製銘(1723-35) 
東京国立博物館 
Dish with magnolia design in yellow enamel on underglaze blue ground. On the base is a six-character mark of Yung-cheng within a double circle in underglaze blue. Tokyo National Museum. 
高6.8cm 口径33.3cm 底径21.8cm 
清朝官窯らしい、いかにも明晰な表現力をもった作品である。口縁をゆるやかに立ち上げ、高台を薄く削り出したこの盤の形式は、忠実に明代官窯磁器の形式を踏襲しており、文様表現もまた明朝官窯に倣っている。その意味では明朝の復古作といえるが、きびきびとした表情はやはり清朝独特のもの。見込みと側面とにあらかじめ木蓮をあらわした型紙を置き、高台内の内刳りを除いて、濃く深いコバルト呈色の藍釉をかけ、型紙を除いたあとで透明釉をかけた藍地白花に作り、その後錦窯にして黄色の上絵具をのせたものである。藍地白花の初例は宣徳官窯にあり、盤の形式や文様からみて、清朝官窯が古典の一つとして尊んだ宣徳窯を祖型にした作例といってよい。藍地白花の類品は、西ドイツのハンブルク工芸博物館に収蔵されている。底裏に青花の楷書体で、「大清雍正年製」銘を記す。 

粉彩花卉文瓶 琺瑯彩
乾隆年製銘(1736-95) 
北京故宮博物院 
Vase with flowering plants design in Ku-yueh style enamels. On the base is a four-character mark of Ch'ien-lung. The Palace Museum, Peking. 
高20.4cm 
この形の瓶を中国では胆瓶と呼んでいる。牛の胆嚢の形に似ているというところから出た称である。古月軒の瓶壷の中にージャンルを占める形で、そのすらりとした優雅さが好まれたのだろう。絵は奇石をめぐって咲き乱れる水仙、薔薇、朧梅などの花卉で、布置の妙といい、 細緻きわまりない彩筆の見事さといい、古月軒琺瑯の真価を遺憾なく発揮した名品である。梢の先の喜黄の花がつややかに盛り上がってみえるのも、粉彩の特色である。 

粉彩花卉文皿 琺瑯彩 乾隆年製銘(1736-95) 
Percival David Foundation of Chinese Art, London 
Dish with blossoming magnolia and peach spray in Ku-yueh style enamels. Mark and reign of Ch?ien-lung. 
口径14.2cm 
清中期におけるもっとも重要な業績の一つは、脱胎磁すなわち俗称エッグ・シェルと呼ばれているタイプの磁器が作られたことである。このグループに属する磁器は質的にも上手で、文字どおり卵の殻のように薄い。その一部は宮廷内の工房で装飾され、この皿などもそうした類の一例である。木蓮、そしておそらく桜の一種と思われるモチーフが手際よく組み合わされ、黒いエナメルで書かれた詩とともに美しい構図を形成している。裏面には細かい菱形模様が陰刻された淡緑色の地の上に、蓮唐草文が四つあしらわれ、正方形の二重線内に典型的な釉上彩藍色四字銘が記される。

粉彩花卉文水注
琺瑯彩
乾隆年製銘(1736-95) 
Percival David Foundation of Chinese Art, London Ewer with blossoming prunus, rocks and shrubs design in Ku-yueh style enamels. On the base is a four-character mark of Ch'ien-lung within a double square in blue enamel. 
左右11.4cm 
清朝磁器を代表するとでもいうべき、この際立って美しい作品に用いられた磁胎の質の高さは、それを超えるものがないといってよいほどのものである。今では、いわゆる古月軒系統の磁器は、北京にある故宮内の工房で絵付が行なわれたと考えられているが、実際康熙五十五年(1716) あたりからそうした彩料が宮廷内で用いられたという記録が残っている。皇帝自らの監督のもとで、 宮廷画家たちによって描かれたデザインを手本とするその意匠は、あくまで繊細かつ上品であり、絵付そのものも完璧といってよい仕上げをみせる。歴代の皇帝の中でもっとくに雍正帝はこうした工芸に深い興味を示したことで有名である。銘は釉上彩で方郭内に青色の四字銘が入るが、これはこのタイプに共通のものである。 
二つとして同じものがなく一つ一つが独自の創作といえるのもこの手の作品の特徴である。 

粉彩西洋人物文連瓶 琺瑯彩
乾隆年製銘(1736-95) 永青文庫 
Vase in the shape of compounded vases, with western figures design in Ku-yueh style enamels. Mark and reign of Ch'ien-lung. Eisei Bunko, Tokyo. 
通高21.7cm 口径5.3×8.9cm 底径5.8×8.8cm 
連瓶は類例の少ない珍しい器形であるが、たとえば二匹の魚の合体した双魚瓶が早くから作られていることなどからみて、意外に思いつきやすい器形であったろう。 これは笠形の蓋を並べ、丸い鈕を二個つけることによって、特異な器形であることを強調している。物語風の西洋人物図が胴の前後の曲面に粉彩で見事に描き込んであり、その周囲から口縁・裾・蓋まで主としてヨーロッパ風の文様を淡い?脂彩であらわしている。図はギリシア神話のパリスの審判の図、むろん原画があって模写したのであろう。陰影や遠近に努力のあとがうかがえる。いかにも宮中の飾壷にふさわしい精緻な品のよい作調である。銘のあらわし方から、これをいわゆる古月軒,琺瑯彩の異色作とみなしてよいであろうと思われる。 

夾彩万花文壷 大清乾隆年製銘(1736-95) 
Musee Guimet, Paris 
Vase with a design of innumerable flowers in Chia-ts'ai style enamels. Mark and reign of Ch'ien-lung. 
高48.0cm 胴径36.0cm 底径25.8cm 
このどっしりとした形の壷はかなり厚手に作られ、粉彩のパレットを用いてフランス語で‘Mille Fleurs' と呼ばれるいわゆる万花文の装飾が加えられている(訳注粉彩でもこのように器面全体を覆う場合、夾彩と呼ぶことがある)。内側全面と底裏には、明るい孔雀青釉ルクワーズ・ブルー)がかかり、底裏中央には白地に鉄呈色の赤で篆書体の乾隆銘が入る。また口縁部には金泥が塗られている。 
このタイプの装飾は、乾隆期にあらわれ、嘉慶期になっても継続されたものであるが、ここまで成功した例は珍しい。故小山冨士夫氏も,技巧的観点からは、この作品を超えるものはないといっておられる。たしかに、この時期これだけ大規模な多色の組合せは、仕上げがよほどよくなければ、その効果を発揮することがないというのは事実である。陰刻によって強い色調の彩料を分けてゆくその方法も、七宝の技法によく似て興味ぶかい。 
花の描き方は注意ぶかい観察に基づいており、西欧の影響をみることもできそうな陰影のある色彩を伴う深みのある感覚が認められる。菊・牡丹・百合・昼顔・木蓮・薔薇、そして蓮花等等――細かい描法によっているが、全体の調和を妨げてはいない。その装飾の展開には、 あたかも多彩な綴織のような印象がある。 

紫砂水仙花形急須 宜興窯(十七一十八世紀) 
Asian Art Museum of San Francisco, The Avery Brundage Collection 
Tea-pot in the shape of a narcissus flower. Reddish ochre stoneware. On the base is a round seal with four-character Hsu Chih Hou Chih 許晉侯製 stamped in relief. I-hsing ware. 17th-18th century. 
通高6.7cm 左右15.9cm 
清代初期の江蘇省宜興の急須は、明代の伝統に引き続いて、向舌形や、鍋彫のもの、そして花のような形に仕立てられることが多かった。梅・立葵・蓮・菊などの多くの花の形が用いられた。水仙は二月に咲く早春花で、 中国の陰暦の新年と同じ時に咲く。 
それで、この水仙の形をした急須は新年の贈り物に最適のものであったろう。このすぐれた造りの急須は素材の中に薄色の土の粗い粒を入れており、焼かれると見事な美しい梨皮泥の膚に仕上がる。陶工許晉侯は、宜興について書かれた典拠となる著作のいずれにもその名があげられていないので、この作品の位置付けは十七、八世紀に作られた他の多くの年代の付けられる鎬階の急須との形式的類似に基づいている。 


ほか


★状態★
月報付き。(経年並ヤケあり)
1983年のとても古い本です。
函入、函は経年ヤケしみ、背の帯のあった部分の色が少し薄くなっています。
カバー付きの外観は経年並、天小口経年ヤケしみあり。
本文カラー図版数ページ余白部に全体的なしみあり。
他は経年並ヤケしみがそれなりにありますが、目立った書込み・線引無し、
カラー写真図版良好、問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください)


<絶版・入手困難本>オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。
古本・中古品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。


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取引ナビにてご連絡ください。
誠実に対応いたしますので、ご安心いただけますと幸いです。

■上記の点をご了承頂ける方のみ、
ご入札くださいますようお願い申し上げます。

★商品の状態について★
!オークションが定める基準をもとに、出品者の主観により判断しています。
以下は公式ページより選択の目安より転載します。

新品、未使用…未開封の新品、または購入から時間がたっていない一度も使用していない商品
未使用に近い…中古ではあるが数回しか使用しておらず、傷や汚れがない
目立った傷や汚れなし…中古品。よく見ないとわからないレベルの傷や汚れがある
やや傷や汚れあり…中古とわかるレベルの傷や汚れがある
傷や汚れあり…中古品。ひとめでわかるレベルの大きな傷や汚れがある
全体的に状態が悪い…中古品。大きな傷や汚れや、使用に支障が出るレベルで不具合がある。ジャンク品など。

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