商品は、2005年に関西空港で限定販売された『WING CLUB COLLECTION(ウイングクラブコレクション)関西国際空港開港10周年記念限定品』より『⑥カーチスP-40ウォーホークN 第7航空軍-第3戦闘群』になります。
外箱開封済み、ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。
未開封で入手したのですが、中身を確認するために開封しました。パーツとか揃ってます。
2005年の関西空港10周年と、関空展望ホール・スカイビューのリニューアルを記念して開催された「見果てぬ夢のヒコーキ展」とタイアップして発売されたウイングクラブコレクションの限定版になります。
ラインナップはウイングクラブコレクションPart1とPart2のシークレットなのですが、新金型になっておりモールドが細かく更に出来が良くなってます。
また、飛行タイプと着地タイプを選べるようになってます。あとキャノピーの桟が塗装されてます。単なる塗装変えバージョンではなく、金型まで変えてあるので贅沢な限定バージョンになります。
箱に書いてある商品名は『P-40ウォーホークN』ですが、『P-40Nウォーホーク』が正しいんじゃないかと思うんだが・・・。
型番ではなく、愛称の後ろに開発順の『N』が付くかなあ・・・?
で、『第7航空軍-第3戦闘群』ってのも多分間違ってて、この機体は『中米混成航空団第3戦闘航空群第7戦闘飛行隊』の指揮官ウィリアム・リード中佐の機体に塗装されてます。
いわゆるフライングタイガースの機体です。
フライングタイガースとは、1930年代後半、日本が中国を攻めそうだったので、アメリカが派遣した義勇軍です。
米軍が日中戦争に介入するとマズいので、彼らは一旦米軍を退役し、月給600ドル(≒720万円)という超高給で雇われました。
送られた戦闘機はP-40で主翼に中華民国の青天白日のラウンデル(国籍マーク)を描いてました(最初C型が送られ、K型が補充され、最終的にN型が送られた)。
フライグンタイガースは、頑丈で重武装なP-40の性能を利用した2機1組の一撃離脱戦法&戦闘爆撃機的な使い方で日本軍機と互角以上に戦ってます。
機首にシャークマウスと目玉が描いてありますが、イギリスに供与予定だったP-40に描いてあったのが、そのままフライングタイガースの機体のペイントとして定着したのだそうな。
ウィリアム・ノーマン・リード中佐は11機撃破のエースです。
元は陸軍航空隊の飛行教官だったのですが、フライングタイガースに入る為に退役してます。
フライングタイガースに所属していた間に75回出撃。3機の日本軍機を撃墜。飛行場に駐機してた日本軍機を機銃掃射で8機破壊。で、11機撃破でエースなのですが・・・地上機を破壊してもエースってのは変なよーな気が・・・。
最初はP-40Cに乗ってたのですが、後からP-40Nに乗り換えます。
初期に大活躍したので、1回アメリカに帰り、その後、もう1回中国に向かってます。帰国した際のニュース映像が残ってて、YouTubeで見れます(『Flying Tiger Bill Reed』で検索。何でビル・リードかというと、ウィリアムの愛称がビルだから)
リード中佐は1944年12月19日に故障したP-40からパラシュートで脱出するも、亡くなってます。
リード中佐の機体なので、機首に『BOSS'S HOSS(=ボスの馬)』、コックピット脇に撃墜マークの日の丸、垂直尾翼に『660』とマーキングされてます。
◆趣味のカーチスP-40ウォーホーク
カーチス社は、1909年創業のアメリカで初めての航空機製造会社で老舗中の老舗です。
1935年にカーチス社はP-36を開発します。全金属製の単葉機で引き込み脚の近代的な戦闘機でした。
頑丈で操縦性が高い戦闘機だったので、アメリカは元より、フランスやイギリスなどにもたくさん輸出されました。ちなみにP-36に勝手に『ホーク』と名付けたのはイギリス空軍。
1939年、ヨーロッパで第2次世界大戦が始まり、太平洋でも日本が不穏な動きを見せてた為、アメリカ陸軍(当時空軍は存在せず、陸軍航空隊として存在)も次期主力戦闘機の選定に入ったのですが、選ばれたのがカーチス社のP-40。
P-36は1050馬力の空冷エンジンでしたが、P-40は1200馬力の液冷エンジンに換装してあります。機首の下側にラジエーター用のでっかいインテークが追加されましたが、液冷エンジンなので上から見ると機首そのものは細くなってます。
実はP-36の空冷エンジンを液冷エンジンに乗せ換えただけの戦闘機なのですが、性能は劇的に向上し、最高速度はP-36よりも100km以上速い時速605km。
また日本機やドイツ機のタイヤは横向きのまま翼の中に格納されますが、P-40では90度捻って、機体の後ろに向けて収納されます。この方法でタイヤを格納すると、主翼の内部空間にに余裕ができます。この方式の為、P-40は主翼内部に12.7mm機銃を3丁ずつ装備しており、12.7mm機銃6丁という重武装になってます。
なによりP-36と機体構造がほとんど同じため、すぐさま大量生産に入れる事が最大のメリットでした(あと値段が安い)。
日米開戦を目前に控え、大量生産が掛けられ、最終的に各型合わせて13000機以上生産されました。
戦争が始まってから新型機を作って~、工場を作って~、製造ラインを作って~。とかやってても間に合わないので、そこそこの性能ですぐさま量産可能だった所が最大の長所(P-36のラインをそのまま使えるから。部品もほとんど同じだし)。
アメリカ陸軍のみならず、イギリスやフランスなども調達し、第2次世界大戦の序盤を新型機が来るまでの繋ぎとして戦い抜きます。
まあ、性能としては凡庸で、日本海軍機やドイツ機の敵ではなく、何ら良い所なく負け続けたものの、さりとて、P-40が無かったら、連合軍が勝てなかったかもしれず、そういう点では頑張った戦闘機になります。
ちなみにアメリカには、戦闘機を愛称で呼ぶ風習が無く、単にP-40と呼んでたのですが、P-40を輸入したイギリスが勝手に『トマホーク』という名前を付けました(P-36がホークなので名前も発展させたらしい)。
更にエンジンを換装して防弾設備を施したD型を『キティホーク』と名付け、
D型キティホークⅠ
E型キティホークⅠA
F型キティホークⅡ
M型キティホークⅢ
と呼んでます。
連合国空軍(≒アメリカ陸軍航空隊)では、マーリンエンジンを積んだF型以降のP-40をウォーホークと呼んでます(イギリスは頑固にキティホークと呼んだのだが)。
N型は、軽量化された最終量産型になります。
性能が凡庸なので、割と良い所なくやられ続けたP-40が、大活躍したのが対日戦。
ビルマに展開したアメリカ義勇軍航空隊「フライングタイガース」には軍籍を抜いたP-40が配備されたのですが、P-40は頑丈で壊れにくく重武装、逆に日本陸軍機は機銃が貧弱で装甲無し。
P-40の欠点である高空性能の低下ですが、それは日本軍機も同じ。そして運動性能では日本軍機には勝てないものの、急降下性能は圧倒的に上(重くて頑丈だから)。
なのでフライングタイガースのP-40だけは、割と活躍してます(※更に日本軍機を1機落としたら、パイロットには500ドル=600万円のボーナスが出たのだそうで、そりゃ頑張るよなあ・・・)。
1/144なので全長は約7cm。
完全彩色済みで、主翼の上面と胴体をオーリーブドラブで、下面をグレーで塗装されてます。
完全塗装済みなので、模型作りで一番面倒で、身体にも悪い塗装をしなくても良いのが良いところ。
塗りはかなりキレイです。
パイロットが付属しますが、コックピットに座らせます。
写真の1枚目は、箱と中身全て。
写真の2枚目は、組立見本。
写真の3枚目は、ブリスターの上から
写真の4枚目は、ブリスターの裏から。
写真の5枚目は、リーフレット。
◆発送に関して。
定形外郵便290円で発送予定です(+210円でネットで荷物追跡可能な特定記録を付けることができます)。
定形外郵便は補償がつかないので、ゆうパックでも発送可能です(高くなるが・・・)
プチプチで包んで、封筒で発送予定。
●ゆうパック(60サイズ)
[長崎県] 820円(長崎県内)
[北海道] 1740円 (北海道)
[ 東北 ] 1740円 (青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島)
[ 関東 ] 1410円 (茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨)
[ 信越 ] 1410円 (新潟、長野)
[ 北陸 ] 1150円 (富山、石川、福井)
[ 東海 ] 1150円 (静岡、愛知、岐阜、三重)
[ 近畿 ] 990円 (滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
[ 中国 ] 880円 (鳥取、岡山、島根、広島、山口)
[ 四国 ] 990円 (香川、徳島、愛媛、高知)
[ 九州 ] 880円 (福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島)
[ 沖縄 ] 1100円 (沖縄)
・ゆうパックは補償が付きます。
・時間帯指定出来ます。
・荷物追跡可能です。
■ヤフオクの仕様変更で取引ナビに電話番号が表示されなくなったので、ゆうパックをご希望の際はメッセージ欄に電話番号を書き込んでください。
ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルなのはオークションのお約束~♪
他にも色々出品してますので、同梱するとバラバラに送るよりも送料がお得になります(私も発送作業が楽だし! 取り置きも可)
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あと終了直前入札は避けていただけると、出品者としてありがたいです(特に複数落札の場合)。
この商品はヤフオク!一括出品ツール「オークタウン」で出品されています。