シュールでコケティッシュ、そのグルーミーなウィスパリング・ヴォイスが胸に染みる北欧の妖精、スティーナの早すぎた名盤が待望の復刻!E式紙ジャケット仕様。NTT DoCoMoテレビCM曲「スーン・アフター・クリスマス」収録。 『この「memories of a colour」は、まさしくデビュー・アルバムらしい初々しさと瑞々しさにあふれた秀作だが、その鮮度は今も保たれている。この当時スティーナは"リッキー・リー・ジョーンズ・ミーツ・ビョーク"と評されたり、ジョニ・ミッチェルやケイト・ブッシュ、アストラッド・ジルベルト、ロリ・カーソン、マチルダ・サンティンなどを引き合いに出されていた。~このアルバムは、スティーナのアルバムの中でもっとも聞きやすく、ポップな仕上がりになっている。また、この頃のスティーナは、純粋な少女のようでいて、どこか謎めいた雰囲気を漂わせている。その意味では、このアルバムには"ドリーム・ポップ"という表現が似つかわしい。「静謐」「内省」「孤独」といった言葉は、「北方の歌姫たち」に共通するキーワードだが、個人的には、昔からスティーナの音楽のもの淋しさ、ほの暗さ、切なさに惹かれていた。~少なくとも僕の中では、いわば「北方の歌姫」の殿堂入りをすでに果たしている名盤である。』