【商品の説明】
ブランド、メーカー:---
書名:図録・作品集 ベルギー現代美術展(1993~1994) 貴重品 保存版 迅速発送 美品
大きさ:A4判(297mm × 215mm)
重量:630グラム
発行:姫路市立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
発行年:1993年
【商品の状態】
経年変化もほぼ無く、状態の良い美品です。背に僅かなヤケがありますが、書込、汚れなどはありません。写真をご覧戴き、不明点はご質問ください。
見開きの主催者ごあいさつより-------
今日、世界的な動向として政治、経済、文化などあらゆる綿において意識改革が要求され、その結果、美術界にあっても、近年これまでにあまり注目される機会の少なかった国々や民族に焦点をあてた展覧会が世界各所で企画、開催され、注目をあびるようになってきました。
ところで、ベルギーといえばヨーロッパの十字路と呼ばれる地理的条件の中で、長い歴史とともに独自の文化を形成してきました。ベルギーの建国は1830年とはいうものの、その歴史を振り返ると紀元前まで遡ります。ベルギーの成立過程は、歴史の波にももまれて分割合併の繰り返しでした。いうなればベルギーという国にはヨーロッパの歴史そのものが凝縮されているのです。
美術に関してみても、こうした歴史の中で15世紀から17世紀にかけてファン・アイクやメムリンク、ブリューゲル、ルーベンスらが黄金期を築き、近代に入ってからもアンソールをはじめベルギー象徴派の画家達やマグリット、デルヴォーらの存在によってその特異な流れを語ることができます。しかしながら、ベルギーの現代美術については、かつて日本において本展のようにまとまった形で紹介されることがなく、フランスやドイツの現代美術に内包されて紹介されることが多かったように思われます。
ベルギーは現在、ブリュッセルの首都圏政府を中心にフランドル(オランダ語圏)、ワロン(フランス語圏)の言語圏と地域政府に分かれ、連邦制による王国として新たな出発を始めています。隣接するフランス、オランダ、ドイツとの相互の影響、二つの言語・文化圏が共存する中で、独自の展開をみせるベルギー現代美術の様相は、今、私たちが世界の現代美術の動向を知る上で大変興味深いものがあると思われます。
本展では、こうしたベルギーの戦後から現代に至る様相を、18人の作家による約70点の作品によって紹介いたします。本展が、同国美術界の現状理解に少しでも資することができれば幸いです。
最後に、本展を開催するにあたり快く作品を貸与下さいました作家、所蔵者、ギャラリーの方々、またご協力いただきました関係各位に深く感謝申し上げるとともに、後援の外務省およびベルギー大使館、協力のサベナ・ベルギー航空、ならびにご協賛いただきました花王株式会社に心からお礼申し上げます。
--------------
目次より-------
ごあいさつ、メッセージ、ルーベンスからコブラへ、本展開催への経緯・断片
【作品図版】
リスモンド、アントワーヌ・モルティエ、ジョー・ドラオー、ヴィック・ジャンティ、ロール・ダーズ、ポール・ピューリ、ダン・ファン・セヴェレン、ピエール・アレシンスキー、マルト・ウィリ、ラウル・ドゥケイザー、フェリックス・ルーラン、ガブリエル・ベルジョンヌ、パナマレンコ、レオ・コペルス、マリー・ジョ・ラフォンテーヌ、リア・パッケ、マルク・ロイテン、パトリック・ファン・カーキンベルフ
【小論・資料】
ジョー・土ラオーとベルギーの構成主義、ビューリの印象、ダン・ファン・セヴェレン - 果てしなき十字、レオ・コペルニクスのDark Museum、マルク・ロイテン - まなざしという名の空白に、ベルギー概要、出品作品目録、ベルギー現代美術年表
--------------
【個人の感想】
埼玉展が行われた時、埼玉県立近代美術館で購入したものです。この頃は、今のようにインターネットが日常に無く、情報が少ない時代でもありましたので、ベルギーの美術は日本ではまだ、珍しかったと思います。アメリカともまた少し違う感じで、欧州の伝統や歴史を背景にした発想が基盤になって芸術展開してあるのですが、日本とはまた違う感覚があることが珍しく感じました。今、見返すと、やはり時代性のようなものや、共通する完成などもあり、その時感じなかったものも見られます。しっかりと編集された、保存版の一冊だと思います。
【ご案内】
他にも色々ありますので、以下のリンクをクリックしてご覧下さい。
【備考】
この商品は、
ネコポス でお届けします。
送料無料です。
匿名での発送ができ、
荷物の追跡ができます。
※
規格サイズに収めるため、支障のない範囲で、折り畳むなどしてお送りいたします。
※商品価格を抑えるため、梱包はリサイクル材料などでお送りする場合があります。お許し下さい。
【ご注意】
画面の見た目など、分かりづらいですが、この商品陳列は、「フリマ」のカテゴリーであり、オークションではありませんので、購入戴く方があった時点で終了(落札)となります。