山本一力★だいこん・つばき★ 光文社 文庫
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| ★商品説明★ | 山本一力著 「だいこん・つばき」 光文社 文庫 「だいこん」 ２００８年 １月 文庫初版 「つばき」 ２０１７年 ９月 文庫初版 定価 ９１４円、７２０円＋税 ６２９頁、４４６頁 |
| ★著者略歴★ | １９４８年、高知県生まれ。都立世田谷工業高校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連商社勤務などを経て、1997年「蒼龍」で第77回オール読物新人賞を受賞してデビュー。2002年「あかね空」で第126回直木賞受賞。時代物の人情小説。 |
| ★作品内容★ | ＜だいこん＞ ”だいこん”は、つばきが17歳で初めて開いた一膳めし屋の屋号だ。 つばきの父親の安治は、日当が一貫文（千文）もとる大工の腕利きだ。ちなみに普通の大工の日当は、その半分の500文でも、高給取りのうちだ。ある現場を任されるが、雨降りで人足が集まらず困っていると、渡世人の伸介が人を手配してくれた。高額でもそれで助かった。ところが、その仕事が終わりご祝儀で二両出たことを知ると、賭場に誘う。もともと嫌いではないし、酒を飲む時が大きくなる安治は、その賭場で10両の借金を負ってしまう。一日働けば千文、天気さえよければ月に5両も稼げるが、大工仕事は天気次第、賭場の借金は”といち”10日で一割の利子が付く。つまり利子だけで月に3両。仕事の少ない月（月に25日働いてやっと5両なのだ、雨が降ったり仕事の少ない時は、利子を払うと何も残らない。利子さえ払えない月もある）には生活費にも困る。夫婦仲は悪くはないが、そんな時は母親をなじる。でも生活のため蕎麦屋で働いてどうにか暮らしていた。つばきは、その長女。3歳の時、安治が借金を負い、その後生まれた二人の妹の面倒は忙しい母に代わり、ほとんど面倒を見ていた。そんな生活が5年も過ぎ、転機が巡ってきた。大火事で江戸が焼け、その炊き出しの手伝いに出た7歳のつばきが、見よう見まねで炊いたご飯がおいしかったのだ。たちまち評判を呼び、そんな縁から、つばきと母親は火の見番小屋で、食事を作ることになる。幼い娘とその母にしては高額の給金をもらえることになった。同時に賭場のやくざの親分が、火事に会い弱気になり引退、借金もチャラにしてくれた。（とは言っても、元金10両に対してその数十倍もの利子を払っていたのだが）、ともかく借金が亡くなれば、生活は安定、つばきが稼いだ金はそのまま蓄えて、17歳の年。つばきに店を持たせることにした。その一膳めし屋の屋号が”だいこん”。 17歳の若い女主の”細腕繁盛記”。知恵と度胸とみんなの助けで、店を大きくして行く。みんなに希望を与えてくれる。物語は、つばき26歳が転機を求めて、新たに踏み出すところまで。すごく気持ちがいい。 ＜つばき＞ ”だいこん”の続編。浅草から深川に移動して店を開いたつばき。順調に客も増え初めての深川祭りも経験した。この街が好きだ。そんなとき大店の落成祝いに大量の弁当の注文が入り、力を尽くしてそれにこたえるのだが、”出る杭は打たれる。出ない杭は踏んづけられる”。手痛い洗礼が待っていたが、そんなことではめげないつばき。その時の縁もあり大店の廻船問屋と知り合うこともできた。大店の信用も得たつばきは、順調に商売を伸ばすが、再び襲い掛かる寛政の改革。武士の借金をチャラにする命令だが、それで今まで大金を払っていた札差が金を回さなくなった。最初は横暴なふるまいの札差がつぶされて喝采した庶民だが。そのあとにくる不況は予想していなかった。つばさの店の盛衰と、年増になったつばさの恋の物語も絡めて物語が進む。 |
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| クリックポスト（ＪＰ） | 厚さ３センチ。厚さを超えなければ割安。 | Ａ４サイズまで、一律１８５円。同サイズ文庫４冊まで同梱可。 | 補償無し。 |
| レターパック | 全国一律５２０円。 | 専用パッケージに入ればOK。４㎏まで。厚みのある物や同梱に便利。 | 補償無し。 |
| ゆうパックなど宅配便 | 従量制、配達地によって料金が変わる。 | 大体８７０円～と見ていい。 | まとめて送るのには割安。配達時間指定あり。 |
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