〔一点物〕タンカ - チャクラ人体曼荼羅・エネルギー体図[52cm x 20cm]の説明

■チベットの人体曼荼羅・エネルギー体図

このタンカはチベット密教（ヴァジラヤーナ）系の「チャクラ図（チャクラ曼荼羅）」をモチーフにした、典型的な人体曼荼羅・エネルギー体図（Vishuddha、 Chakra Thangka）です。

いわゆる仏や菩薩を描いたタンカではなく、身体を宇宙に見立て、チャクラエネルギーを視覚化した修行用図像に近いタンカです。

七つのチャクラが明確に描かれていて、胸・腹・丹田・眉間・頭頂などに配置されている円形の模様は、インド・チベット仏教の伝統的なチャクラ（エネルギー中枢）を象徴しています。

頭頂の大きい円：サハスラーラ（Crownchakra）
眉間の小さめの円：アージュニャー（Thirdeyechakra）
喉の緑のチャクラ：ヴィシュッダ
胸の赤系：アナーハタ
みぞおち：マニプーラ
丹田／下腹部：スワーディシュターナ
会陰：ムーラーダーラ

それぞれにシンボリックな図形や梵字（種字）が描かれています。

■人体はエネルギー

肉体的な筋肉表現はなく、仏教絵画的なデフォルメがされていて、体の中心に沿ってチャクラが一直線に並び左右対称の構図になっています。これはクンダリーニやナーディ（三脈）を意識して描かれています。腰巻の幾何学模様や雲の表現、赤い額縁はチベット・ヒマラヤ地域の伝統様式です。

頭頂チャクラが大きく強調されているのは、「悟り」や「宇宙との合一」を象徴するためだと思われます。

■このタンカの用途

このタンカは…

瞑想・ヨガスタジオの装飾
チャクラ瞑想（特にクンダリーニ系）の視覚的ガイド
気の流れ・ナーディ学習用

としてお勧めです。

伝統的な観音・文殊・薬師如来などのタンカとは方向性が異なり、身体そのものを曼荼羅として扱うタイプ です。