・非常に美しく繊細な技法を用いて、黒同色の数種類のパターンで迷彩柄に切り替えて編み込まれた立体感のあるロングニットベストです。

・素材には非常に柔らかく触り心地の良い、厚手の毛100％を使用し、非常にしなやかで美しく丁寧に編まれた厚手の秋冬ニットで、迷彩柄特有の立体感と、裾と部分的にダメージ加工が施され、ショルダーのエポーレットなど迷彩特有のデザインと、当時のJUNYA WATANABEの美しいテーラードシルエットと相まって、JUNYA特有の上品な質感を出しており、シンプルながらも洗練されたインパクトのある非常に秀逸なデザインです。

・肉厚で目が詰まっている為、カットソー等の上に着用しても非常に暖かく、ハイゲージニットやタートルなどと重ねても、ホワイトブラウスの上にベストっぽく着用してジャケットやブルゾンを羽織ってもオン/オフ問わず幅広くコーディネートでき、絶妙に洗練されたシルエットです。

迷彩服など独自の視点でカスタマイズし上品なテーラードに昇華させるJUNYA WATANABE独自の世界観が表現されており、ロングニットベスト特有の上品なドレープ感もあり、最近のリラックスシルエットに非常にコーディネートしやすいのではないでしょうか。

当時、JUNYA WATANABEで、新品購入後、室内試着程度で、桐製クローゼットの中で保管しておりました。

ほとんど着用していない為、破れやほつれ、その他特筆すべき大きなダメージはございません。

香水、タバコ等の匂いはございません。

この頃のコレクションは風合いを重視するため、高品質に開発された素材を使用しており、経年変化も独自らしく楽しんで行く概念で製造されておりました。
着用して頂けましたら現代の服には存在しない独特の情緒的な質感と雰囲気が伝わるかと思います。