拍卖号：q1202647616

开始时间：10/04/2025 13:58:17

个 数：1

结束时间：10/11/2025 20:58:17

商品成色：二手

可否退货：不可

提前结束：可

日本邮费：买家承担

自动延长：可

最高出价：鈴木 純一

出价次数：14

ご覧いただきありがとうございます。ガーバーの創業者、ピート・ガーバーが社長でデザイナーがアル・マーだった頃の製品です。1970-80年代にアメリカで流通、そのうち幾らかが日本にも入ってきましたが、本体やシースの製作工程に職人の手作業が必要であったことと、良質なエボニー（黒檀）の入手に楽器メーカーや家具メーカーとの鎬の削り合いがあったこと、鉄を切ったり削ったりするためのカッターやバイト用の鋼、M2ハイス鋼に分厚いクロームメッキをかける工程などがコストを押し上げ、やがて廃盤になって40年近くなります。
本品はそんな頃に新宿のとある銃砲火薬店で、何本かあった在庫を全部出してもらって選んだ「当たりモデル」です。当時の米国製ファクトリーナイフはBUCK社にも言えたことですが、製造こそ丁寧ですが最後のエッジ処理（刃付け）に失敗している個体が散見され、新品なのにすでに長年愛用したくらいに刀身が痩せてしまう研ぎ減り個体や、エッジラインがそもそも波打っていてまともに研ぎ直しが難しい「ハズレ」モデルを引いてしまうこともありました。今よりも円が安かった1ドル300円時代、そんな物を大枚叩いて手に入れるなぞとんでも無い、とばかりに遠路はるばる電車に揺られて、都内の銃砲店や輸入刃物専門店に足を運ぶのが、当時の舶来ナイフの買い方でした。
で、入手する、までは良かったのですが結局のところ実際に使うのは替えの効くアーモハイドシリーズ普及モデルばかりで、とうとう使わないままにこの度の出品に至りました。使うつもりで保管していたので、紙箱はありません。また、シースなどに他のナイフと一緒に保管した際についた擦り傷などが見られます。
本品の何が「当たり」かというと、腕の良い刃付け職人に当たったため、ベルトサンダーによるエッジの研ぎ減りがゼロ、左右のエッジ角度が均一に根元から刃先まで加工されている、ということと、エボニーハンドルのエンド側に色の違う部分が斜め横方向に混じっていることからも、強度の高い「柾目部分の切り出し材」が使われている、ということです。専用シースの細工も、現代のナイフではお目にかかれない見事な物です。詳細は画像をご参照ください。
試し切りはおろか、何も切ったりしていない当時の刃付けは、指の腹をエッジに当てるとゾクゾクするような鋭さを保っています。とは言え長期保管品ですので、年月による全体的な外装の細かい傷や劣化は否めません。ご承知の上でご入札ください。