この日本においてキャロルこそロックの持つ暴力性や不良性を全く失うことなく、オリジナルの詞曲で最初にメジャーで成功したロックンロールバンドです。どのバンドもなしえなかった圧倒的な成功をエッジのビンビンに立った状態でいともかんたんに手に入れたキャロル。当時これがどれだけ凄かったことか。いくら再評価しても足りません。これがロックンロールです!そしてそんなキャロルと共にあの時代の空気を最も体現していたのがこのクールスです。キャロルのラストライブの映像で、ライブ会場である日比谷野音までをバイクで先導していくそのあまりのカッコよさはある意味キャロル以上のインパクトを見るものに与えました。存在そのものがロックンロールだったため、音楽の部分は語られることが非常に少ないクールスですが、このバンドには天才ジェームス藤木がいます!クールスのメインソングライターであった彼が作る曲は日本人には絶対に作ることが出来ないタイプの楽曲で、一度はまると抜け出せなくなります。あの近田春夫や山下達郎、クレージーケンバンドの横山剣、バクチクの今井寿などはジェームス藤木の才能を絶賛しています。チェッカーズに関しては、もはや言うまでもないでしょう。藤井フミヤはことあるごとにクールスに言及し、テレビ番組でも「あの娘はステディガール」等をカバーしています。山下達郎至っては竹内まりあを含む自身がプロデュースした全作品の中の最高傑作としてクールスの「NEW YORK CITY N.Y.」挙げています。この前後作の例えば「THE COOL」や「ビッグディール」、横山剣がはじめて参加した「チェンジリング」やその横山剣の才気が爆破していく後期作も必聴です。改めて先入観をすてて聴いてみてください。これがロックンロールです!ジャケや帯、歌詞カード等のデザインや色彩、写真からはロックンロール特有の色気をビンビンに感じさせてくれます。
「ロックンロールエンジェル」歌詞:うすしみ小しわ。「クールスライブ」帯:天に5㎜位の小きれ。「NEW YORK CITY N.Y.」カラー写真集付。「デッドヒートインヒビヤ」裏歌詞ポスター付。「デッドストック」帯:底1㎝位の切れ。「ザ・ヒット」レアなホワイトラベルのプロモ盤。その他のタイトルのジャケ、帯、盤、解説等上記総括説明範囲以内、ALL極美~ほぼ美品です。