S-H式レジリエンス検査用紙、5枚(5人分)です。(利用対象者:一般・大学・短大・高校・専門学校)
レジリエンスとは何ですか?
人はストレスによりダメージを受けとると防衛機能が働き、元の精神的に健康な状態に戻ろうとする復元力(回復力)が機能します。
ストレスに立ち向かい、それらを跳ね返そう、それから立ち直ろうとする、各個人が今もっているポジティブな力のことをレジリエンスといいます。
いわば精神的ホメオスタシスとも呼ぶべきものでもあり、心理的復元力、心理的回復力、心理的立ち直りなどと表現できるものである。
レジリエンスというものが、人が不遇な境遇に出会ったときに発揮される力であると定義される。したがって、3因子を考えた場合、以下の3点が重要な働きをするのではないかと考えられる。
①どれだけ他社からのサポートを受けることができるネットワーク構築力を持っているか否か。②目の前の課題をやり通すだけの自身につながる能力を、今までにどの程度身につけているか否か。③少々の嫌なことがあっても、他者と上手に強調していく能力があるか否か。
これら3つの力が発揮されればされるほど、心理的立ち直りが促進される。
個人から企業や行政などの組織システムにいたるまで、社会のあらゆるレベルにおいて、備えておくべきリスク対応能力、危機管理能力としても注目を集めています。
S-H式レジリエンス検査で何がわかる?
まず、本人の感じ方として、周囲の人からの支援や協力の度合い(家族、友人同僚などの周囲の人たちからの支援や協力などの度合い)、自己の問題解決の程度(問題解決を自分でどの程度できるかなどの度合いについて)、協調性の度合い(他者との付き合いにおける親和性や協調性の度合いなどについて)などを明らかにします。
次に、従来の質問紙では十分に検討されなかった「行動し、実践しようとする性質(外顕的態度志向)と自分の考えや意見を心の中で明確にしようとする性質(内潜的態度志向)」の両面を積極的に取り上げ、実際の行動・実践と自分の考えや意見がどのような傾向を示しているかを知ります。
これら両面から、レジリエンスの水準を判定できる点が本検査の重要な特徴です。
解答用紙はパート1,2からなり、カーボン複写式になっています。
自己判定は検査用紙の自己採点欄でできます。
糊付けをはがして行ってください。
※詳しい判定が必要な人は「S-H式レジリエンス検査手引書」をご購入ください。