【今回の出品について】
オーストラリアのキバハリアリ大型種ミルメシア ニグリセプトの完成したコロニーです。コロニーは2024年産の女王アリ、同年産ワーカー2匹、2025年産ワーカー4匹と繭2個、8匹の大型幼虫です(7月2日現在。幼虫や繭の数は変動する事が有ります)。夏に入り急速にコロニー大きくなっています。オーストラリアでは大型種でワーカーが4匹以上いるコロニーが稀に販売されますが、海外へ輸送するリスクが大きく国内のみの提供が殆どですので、この機会にキバハリアリの大きなコロニー化を目指す愛好家の方にお勧めします。
【現地でのコロニー販売】
現地のオーストラリアでもキバハリアリの販売は、女王アリ単体が一番多く、次いで卵や幼虫を持っている女王、ワーカーを1~4匹程持っている女王、最後に卸売を行う供給元の業者さんや小売業者さんが女王が優秀と判断しコロニー化を目指して飼育していたものとなります。大きく成長する可能性が高いコロニーの販売は当然ながら稀で、大半が手渡しで国内販売されます。
完成されたコロニーが仮に輸入可能であっても、ミルメシアの大型種コロニーは現地価格で1000ドルを超える事が多く、国際宅配便送料(約2.5万円と輸入消費税(コロニー価格+送料の6%)を加えると非常に高価になります。なお、今回の女王アリ、ミルメシア ニグリセプトは大型種の中では比較的子育て上手なのですが、この女王は特に優秀でワーカー飼育も上手く良く産卵します。
【ミルメシア ニグリセプタの飼育環境と特徴について】 飼育の赤い砂漠の砂がよく使われる事から乾燥地帯に住むアリと思われがちですが、生息地は硬葉樹林が多く湿度もアリーナで 30~50%、巣の中は 50~60%くらいが適切な数値となります。また適切な温度もアリーナで21~30℃、巣の中で 24~28℃程ですから日本のアリ達と大きな差は有りません。女王アリは大きく30mm程あります。またワーカーは他種に比較し長生きで少なくとも2年は生存する様です。ワーカーは最初の世代はやや小型ですが、充分に餌が供給される世代のワーカーは女王アリよりも多少小さなサイズまで成長します。コロニーの規模は最大で数千匹に成ると言われており、育成の甲斐があるアリです。
【発送について】
キバハリアリは蜜アリと比較し、振動に非常に敏感であるため輸送に弱い品種です。オーストラリアの業者さんも海外の発送には最速の国際宅配便(最低でも2万円前後の送料が必要となります。)しか使用しません。
よって今回は確実に良い状態でお届けするために南関東(東京、千葉、埼玉、神奈川)であれば待ち合わせ場所をご相談させて頂き、その場で手渡ししたいと思います。東京の場合、都区内で落札者様の最寄り駅あるいは指定のターミナル駅で待ち合わせ、千葉、埼玉、神奈川の各県は県庁所在地近辺まではお届けするつもりです。
その他地域での手渡しをご希望の場合はご相談ください。また支払いを完了頂けるのであれば10月初旬まで無料でお預かりして、その後宅配便にて送付する事も可能です。なお対面での受け渡しの際に飼育のコツや注意点などお話させて頂きます。また手渡しの場合は現在飼育している環境そのままをお渡し致します。
宅配便での送付をご希望の場合は60サイズの箱に厳重に梱包し発送致しますが、発送翌日の午前中受取が可能な地域のみとさせて頂きます。春や秋には宅配便で発送した事も有り無事に到着していますが送付の場合は死着保証は出来かねますのでご注意ください。
【送料、その他】
厳重に梱包した上でヤマト運輸の宅配便にて発送致します。送料は1500円ご負担ください。手渡しの場合は1500円を交通費に充当させて頂きます。